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カワサキZ1/Z2ブック

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友人のJohnさんが、Z1/Z2ブックを書き上げたことを知ったのは少し前。すると、本人からメールが来て、「コレまで集めた資料を元に初期型Z1/Z2のパーツブックを書いたから、送るよ」と。 随分前から資料集めに奔走して、資料の多くが日本語なので翻訳に苦労して、時折翻訳や情報探しを手伝ったのですが、本まで書いちゃうとは、Johnさんらしいと言えばらしいのですが... 暫くすると、ポーツマスから送られてきました。中身は、予想以上のモノ。特に中身が.... 知らない情報がテンコ盛り。良くコレだけの資料を集められたものです。彼の熱意と忍耐に敬意を示します。

これでエンジン周りは完了!

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無事に加工が完了したステムシール 折角エンジンをオーバーホールするのですから、わざわざバルブガイドも新品に交換したのだから、コレまで無かったバルブステムシールはキチンと取り付けたい。 新品バルブガイドに見合うはずのステムシールがユルユル。代替シールを探してもらって、一件落着と思ったものの、100km程の試運転で2、4番の排気側がガイドから外れていました。 ガイドを打ち換える前に、このようなことを想定して対策しておけばこんな苦労は無かったのですが、分からないものです。新品パーツでも、マニュアル通りでも、そのまま組むだけでは使えない旧車ならでは?のあるあるでしょうか。それとも、イタリア車ならではのあるあるなのでしょうか。あってはならないのですが..... そこで、フヂイ社長がアイデアを捻り出して、抜けないように加工をすることに。それは、バルブガイドの頭にタップを当てて筋を作って、シールの内側にある抜け防止のヒダと噛ませようと言うもの。文章にすればコレだけですが、本当にコレで対応できるか、仮モノで検証して、効率的な作業手順を考え、SSTを作って、力技も交えての作業なので、まぁ、大変(助かりました!)。 狭いバルブヘッド周りで加工するためのSST(ソケットにタップを溶接) バルブガイドと同質の部材で同径に旋盤で削って、SSTで加工し、ステムシールを填めて、想定通り抜けにくい(抜けない)ことを確認。上手く行ったので、実際の加工へ。 フルヴィアV4エンジンはOHVなので、カムシャフトはそのままにプッシュロッドとロッカーアームを取り外し、バルブ抜け落ち防止のためにプラグホールから加圧。 力技でバルブスプリングを押し込んで、その隙にスプリングをワイヤリングしてコッターピンを抜きスプリングを抜けば、やっと加工が出来ます。確認してもらったところ、外れていなかった吸気側も、他の排気側も、手で抜ける程だったそうで。 慎重にバルブガイドを加工して、シールを取り付ければ完了。 バルブ周りが終わったと思ったら、カムカバーからのオイル漏れはどうやらガスケット不良のようでした。これまたちゃんと新品を使ったのですが、ちょっと強く締めると切れてしまう代物。かと言ってカムカバーボルトを手で締める程度ではオイル漏れが発生するし... ココ...

Italian Job 2016

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2年ぶり?のイベントです! いやぁ〜、イタジョブもFSZで参加するのは久々。なんだかんだで過去2年間お預けでしたから.... コレだけ準備期間があれば、完璧な状態で参加?と思いきや、諸般の事情から自走での参加はギブアップ。積車で駆けつけることにしました!(イタジョブポリシーに反することは重々承知。でも、そうまでしても参加したかったのよね〜)。 まぁ、結果的にかなり楽に移動できました。最近の積車は大したものです。でも、リアの軽いFSZを片側のリアタイヤをラッシングベルトで固定し、中央のラインで引いたため、路面が悪くてバンプするたびに荷台上で移動して....(何度かベルトの固定を確認しつつ、無事搬送できました) 用意されたポジションは鶴見亭に近い準フィーチャーポジション。兄弟車のアルファロメオジュニアザガートの隣。ランチア(フルヴィア)組はいつものクーペ2台、セダン1台。久々にご挨拶や楽しい話も出来ました。 積車で運んだのですが、もちろん自走も可能なので、イタジョブ解散後は徳山ダムまでテストドライブ。相変わらず、シフトの渋さは残るものの、エンジンはすこぶる調子が良く、4, 5速に入ってしまえば気持ちよいドライブが楽しめました。 まぁ、こんな感じのイタジョブ2016でした。

燃料パイプの応急処置

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バルブステムシールの修正は少々時間を要しそうなので、取りあえずその他の気になっている部分を応急処置。それは、燃料パイプの潰れ。これはFSZを手に入れた時から潰れていて、ずっと気になっていた部分。 ちょうどミッションマウントの部分と燃料パイプが当たる部分があって、そこが前オーナーのレストア作業時に潰れたものと推測しますが、それでも完全には潰れておらず、一応燃料は流れていました。当たる部分だけ少し力を加えて曲げ逃がしていたのですが、今回のOHでその逃げが無くなってしまいました。さらに力を加えると折れそうなので、燃料パイプ全体を作り直す方向で調整中ですが.... 応急処置として、潰れた部分を切り取ってゴムホースでバイパスすることに。 切り取ってみると、殆ど流路ないほど潰れていました。そのため、ゴムホースに交換後は、燃圧が上がって、燃調が濃くなりました。燃料電磁ポンプの音も静かになり、今までかなり無理をしていたことが分かりました。 結局、現状のキャブセッティングは、MJ: 100、AJ: 180、IJ: 50F9でISは1.75開けとなりました。