2017/04/23

舞鶴クラシックカーフェスティバルと....

ミルキーでご一緒するチームヤマモトさんが毎年開催しているクラシックカーフェスティバルを見学に。舞鶴で開催されるようになって、初めて行ってきました。


舞鶴といえば、学生時代に北海道ツーリングに出かけた時の新日本海フェリー発着で訪れただけ。今回、1日のんびり過ごしたので、舞鶴という場所がどんな場所なのかもよくわかりました。


この日はCMHのツーリング日でもあったので、途中までご一緒できるかと集合場所へ。前後に同年代のクルマが走っているのってなかなか良いシチュエーションで、敦賀まであっという間でした。K&Eは敦賀から舞鶴方面へ、CMHは小松方面へ。



立派な赤レンガ倉庫群の一回で、フェスティバルが開かれていました。メインの広場にはイタリア車が集められ、その一角には見覚えのあるランチアが2台。


フルヴィアは賞も取られたようで、本日の主役?だったようです。


ケムンパスのような(分かる人だけわかる?)、イセッタに癒され....

ランチには赤レンガ倉庫内のカフェで海軍カレーにハヤシライスをいただきました。舞鶴が軍港だったこと、今も海上自衛隊の一拠点として多方面に活動していること、シベリア抑留からの引き上げ港だったことなど、知っていたようで知らなかった一面も見て....



折角なので、北陸の魚介を3時のおやつに(笑)



今が旬らしい、「つちえび」を。当然のように牡蠣も。どちらも、さすがに旨かった!

天気が良かったので、片道約200km、1日400kmほどの程よいソロツーリングでした。

2017/04/22

Lotus FE Concept M02T project その7

Lotus FE  Concept M02Tプロジェクトとは

不注意から自損事故を起こし前後カウルが破損したロータス・エリーゼ。修理を始めたのですが、元来のクルマ馬鹿が出て、素敵な仲間に恵まれて、修理&モディファイに...。オリジナルデザインボディーのエリーゼが誕生しました(フヂイエンヂニアリングとの共同プロジェクト)。

その7 リアカウルの作製2

デザイン画はあるものの、基本的に現物合わせ。イメージは、曲面を上手く活用して、十分な丸味を持たせ、かつあまり重たい印象にしない。エレガントさを持ちつつ、過度にレーシーにしない、でした(文字で書くのは簡単ですが)。


フロントカウルの出来に納得していたK&Eは要望を出すものの、リアカウルはFujiiのセンスに任せることにしました(その都度協議はしましたが)。そして、日に日に形になっていくリアカウルは、期待以上の出来でした。


この通り、トランク容量も純正並みに確保され、端が欠けたエンジンフードの修正も同時になされました。


リアデザインの変更に伴い、マフラーの取り回しや出口形状も変更が必要に。マフラーの製作はKeitaがこのとおり綺麗に溶接してくれました。


また、レーシーなディフューザーは廃止して、シンプルなエアアウトレット付アンダーパネルをKentoがデザインし、ダンボール紙で試作。


これをマスターにアルミ板で作製。エアアウトレット用のスリットも作られ、熱対策も考慮されています。


また、サイドフォルムも純正デザインとの違いが欲しかったため、フロントフェンダー後端に、新たなエアアウトレット取り付けて欲しいと依頼すると、エンジンへのエア取り入れ口から繋がるデザインとして半月上のエアアウトレットがデザインされ、加工取り付けられました。



これで、外装は完成です。

次はいよいよ塗装に入ります。

つづく

2017/04/18

Lotus FE Concept M02T project その6

Lotus FE  Concept M02Tプロジェクトとは
不注意から自損事故を起こし前後カウルが破損したロータス・エリーゼ。修理を始めたのですが、元来のクルマ馬鹿が出て、素敵な仲間に恵まれて、修理&モディファイに...。オリジナルデザインボディーのエリーゼが誕生しました(フヂイエンヂニアリングとの共同プロジェクト)。

その6 リアカウルの作製1

リアカウルは割れ、傷があるものの、修復すれば十分使える状態でした。しかしフロントからのデザインの繋がり、オリジナリティーを優先し、新たなデザインに形状変更することを決定。



ZagatoのアルファロメオTZのようにバッサリ切り取ったテール、いや、SZのような丸いお尻も捨てがたい。

リアカウルを作製する上でのK&Eの要望は、
テールレンズにロータス・エリーゼ純正ランプを1つ使うこと
日常使用に耐えるトランク容量の確保

の2点でした。

これらの要望を満たしつつ、フヂエンオリジナルデザインに拘るのは、なかなか大変です。Fujiiのアイデアをもとに、フヂエン内でKentoを中心にデザイン会議が行われ、それを提案され、細部のイメージを固めます。最終的にK&Eの要望とFujiiのイメージが一致した、丸みを帯びたテール形状を作ることにしました。そして純正のダックテールをバッサリ切るところから作製が開始されました(もう後戻りできません)。



バッサリ切り取ったダックテール部分に、硬質ウレタンのブロックを並べて形状を作っていきます。当初案のMITOのテールランプ流用は、レンズ面積が大きすぎてK&Eの好みでないと言うことで却下。



純正エリーゼテールランプを1つ使う方向にしました。したがって、バックフォグとバックランプはナンバー取り付け部横、左右に取り付けることにしました。


フロントカウル作製時には稼働していなかったレイアウトマシンは、リアカウル作製時には威力を発揮し、ミリ単位以下の精度で整形がなされました。



なお、リアカウルはフロントカウルと異なり、純正カウルに新たなデザインとして形作られたFRPを特殊な接着剤で接着してく方法がとられました。


エリーゼ・シリーズ3のカウルに使用されている樹脂は、通常のエポキシ系接着剤では接着強度が確保できない特殊なモノで、これが、カウル修理が容易ならざる所以になっています。そこで今回は接着強度が十分確保できる海外製の特殊接着剤が導入されました。こう言った情報は、Fujiiの経験のみならず、鈴鹿レース村のネットワークが活用できるフヂエンならではのメリットです。


こうして、徐々にオリジナルリアカウルが出来ていきました。

つづく

2017/04/14

Lotus FE Concept M02T project その5

Lotus FE  Concept M02Tプロジェクトとは
不注意から自損事故を起こし前後カウルが破損したロータス・エリーゼ。修理を始めたのですが、元来のクルマ馬鹿が出て、素敵な仲間に恵まれて、修理&モディファイに...。オリジナルデザインボディーのエリーゼが誕生しました(フヂイエンヂニアリングとの共同プロジェクト)。

その5 フロントカウルの作製 2

新しいロータス・エリーゼの顔を決めるのが目となるヘッドライトです。この部分の形状によっては、顔付のイメージがガラッと変化するため、大胆かつ慎重な作業が必要です。



目となるヘッドランプにはシビエの外径180mm丸型汎用LEDヘッドランプを使用することとし、当初のラフスケッチのように、ヘッドランプ下にやや大ぶりなウインカーを配置することにしました。これに合わせて最適な形状を決めていきました。


これら2つのランプが収まり、かつ全体のフォルムとのバランスを考えて、Fujiiが大胆にカット。その後、実車にフロントカウルを仮付けして、再度バランスを取りながら両目の大きさと位置が決定されました。


ヘッドランプとウインカーの配置はライトベゼルで決まります。もちろん、これもカスタムメイド。フヂエンに新たに加わったエンジニアTomiが採寸し、CADで図面を描き、3Dプリンターでマスターモデルを作製してくれました。


これを元に若手メカニックのKeitaがFRPでライトベゼルを作製し、フロントカウルに接着されました。


ヘッドライトカバーはアクリルを加工して作製されています。これは、マスターモデルのヘッドライト部分を型取りして、別にこの部分のみのメス型を作り、熱した透明アクリル板を押し当てて整形されました。しかし複雑な曲面で構成されているため、歪や皺ができるのです。この歪や皺は、表裏とも研磨して凹凸を無くすしかありません。これらも全てKeitaにより手作業で進められました。


出来上がったヘッドライトカバーの固定方法は、リベット留めではあまりにクラシカルな上、カウル側の取り付け部の強度確保が難しいため、接着固定することとし、接着代もフロントカウルに取り付けられました。


こうして、フロントカウルの形状が出来上がったのです。フヂエンオリジナルデザインであり、かつK&Eの要望であるネオクラシカルな、愛嬌のある顔が出来上がりました。


つづく

2017/04/12

Lotus FE Concept M02T project その4

Lotus FE  Concept M02Tプロジェクトとは
不注意から自損事故を起こし前後カウルが破損したロータス・エリーゼ。修理を始めたのですが、元来のクルマ馬鹿が出て、素敵な仲間に恵まれて、修理&モディファイに...。オリジナルデザインボディーのエリーゼが誕生しました(フヂイエンヂニアリングとの共同プロジェクト)。

その4 フロントカウルの作製 1



デザインはあくまでもデザインで、現物とは異なります。実際のカウル整形過程で、試行錯誤し、さらに形状が変化していくこともありました。K&Eは好きなように、「もう少し丸みを付けて」、「口がおちょぼ口過ぎる」と伝えるだけですが、Fujiiはイメージを実際の形にし、さらに実車に合わせてバランスを取っていくのです。文章で表現すれば簡単ですが、実際の作業はなかなか大変です。



まず、壊れたオリジナルカウルをベースに発泡ウレタンを盛って、鋸やカッターナイフ、鑢でラフな形状を作り出すところから作業が開始されました。想像していたクルマ作りとは、使用する道具や部材が違い過ぎて、驚くことばかり。まるで1/1のプラモデルのようです。しかし、自由な形状を作り出せるのは樹脂ボディーならではかも知れません。


フロント半分の大まかな形状が出来上がったところで、Fijiiは本来の社長業とこのプロジェクトのマネジメントに戻り、マスターモデルの作製作業は若手メカニックのBrunoに託されました。


ある程度整形が終わったところで、FRPにより表面処理したのち、パテを使って本格的な整形がなされ、マスターモデルの綺麗な面が出来上がっていきました。



左半分納得できる形になったところで、これをレーザー距離計で計測しながら、データとして右側へコピーし、全体の形が作製されました。

カウル裏面は、FRP処理時に歪まないように、垂木でフレームが作られています。



マスターモデル、そのコピーであるオス型(最終製品)を壊さずメス型から抜くために、分割メス型が作製されました。表面を鏡面に仕上げられたマスターモデルは、離形処理の後、ゲルコートが塗布され、これにガラス繊維を積層してメス型となります。




完成したメス型は、このために作られた金属パイプの作業台に設置され、メス型作製と同様に離形処理、ゲルコート塗布、ガラス繊維積層がなされ、樹脂乾燥後に脱型して、オス型が作製されました。しかし、これでフロントカウルが完成ではありません。カウル裏の固定用パーツも整形、接着されました。


つづく


2017/04/10

Lotus FE Concept M02T project その3

Lotus FE  Concept M02Tプロジェクトとは
不注意から自損事故を起こし前後カウルが破損したロータス・エリーゼ。修理を始めたのですが、元来のクルマ馬鹿が出て、素敵な仲間に恵まれて、修理&モディファイに...。オリジナルデザインボディーのエリーゼが誕生しました(フヂイエンヂニアリングとの共同プロジェクト)。

その3 世界に一台のロータス・エリーゼ



純正のデザインは、現代的に格好良く、纏まりもあって悪くない。当然、事故修理となれば純正のデザインに修復するのが普通です。しかし、もし、自分たちだけの、世界に1台のロータス・エリーゼが手に入るとしたら、あなたならどうしますか?

クルマの機能的な部分に拘るのが男性なら、官能的な部分に拘るのが女性です(必ずしもそうではありませんが)。我が家の場合、デザイン的な部分はEが主導権を握っています。我が家のロータス・エリーゼはK&Eとも乗りますから、カウル修復に当たってはEの意見も重要です。Fujiiとの合意を伝え家族会議を行った結果、Eも半ば諦めモードで賛成(するしかなかったのかも知れません)。


そもそもロータス・エリーゼの純正デザインも嫌いじゃありませんが、少し爬虫類系の顔立ちが気になるところでした。どちらかと言うと、シリーズ1の様な愛らしい顔が好きです。これは、K&Eいずれにも共通していて、お互いデザインの気に入っているクルマを挙げると、Ferrarri 250GTO、Aston Martin DB4 Zagato、Alfa Romeo Tipo33、Ginetta G12、Abalth 1000など。かなり偏っていますが、明らかに丸みを帯びた60年代初めから70年代後半までのGTカーのフォルムが好きなのです。そこでネオクラシックをコンセプトにイメージを膨らませました。そして大まかなイメージをFujiiに伝えると、iPadを片手にラフスケッチを書いてくれました。なかなか良い感じじゃないですか。早速、ゴーサインを出して、作業に取り掛かりはじめました。


プロジェクトの途中からは、カーデザインを学んだKentoがデザイナーとしてこのプロジェクトに加わり、K&Eの思いとFujiiのイメージをデザイン画にしてくれるようになりました。

 
実車はデザイン画ほど車高が低くなく、フロントも長くなく、タイヤも扁平じゃないので、この様なスーパーカーにはなりませんが、イメージを掴むのには非常に役に立ちます。これから出来上がっていくオリジナルデザインのロータス・エリーゼが、どんな形になるのか楽しみでした。

   
フロント周りはK&EとFujiiのイメージが合致して進み始めたものの、リア周りはイメージが固まりません。FujiiはK&Eの意見を取り入れつつも、自社のオリジナルデザインにこだわり、純正のダックテールを破棄して丸みを帯びさせる案を提案。K&Eはピニンファリーナやザガートのイメージを拝借した案を提案。デザイン会議が幾度となく行われました。

リアデザインではテールランプに何を使うかも懸案でした。形もさることながら、パーツは出来る限り入手容易でなければなりません。レーシーでクラシカルな雰囲気に合うランプは、やはり丸型ですが、純正のような2灯ではなく1灯にしようと決めていました。サイズ感も含め幾つかの候補を挙げ、デザイン画を書いて検討する、が繰り返されました。候補に挙がった流用ランプは、アルファロメオMITO、トラックテール(ケンメリタイプ)、エリーゼ純正など。

MITOのテールランプを流用した場合のイメージ

実際にMITOの中古ランプを入手して実車にあてがって検討をしましたが、K&Eの強い意向でエリーゼ純正テールランプを使うことに決定。

図はKが書いたイメージ
こうして、その都度デザインを検討し、時には作製中のカウルで検討を行い、フヂエンオリジナルの、K&Eだけのロータス・エリーゼが形造られていきました。