2013/09/25

2013 summer vacation その4前半

いよいよ、メインイベント!
Forum Amici Lancia Fulviaで企画された50 anni della Lancia Fulviaに参加。

そもそもこのフォーラムはフルヴィアオーナーのValerioが自分達の様な20〜30代がフルヴィアを維持して楽しんでいくための情報交換の場としてネットに立ち上げられ、完全有志で運営されているものです。今回のイベントも、Valerioを中心にBunino一家とその友人達で企画運営されたものでした。

「朝7時には出発するから」と昨晩教えられ、時間通りに庭に降りると、既に準備が整うところでした。

Valerioは父親のFSZ 1.6で、ClaudioはValerioのFulvia Coupe 3で参加。MicheleとTizianaはサポートカーで裏方に徹するようで。K&EはClaudioが運転するFulvia Coupe 3に便乗しての参加です。

Claudioは今回初めてフルヴィアを運転するとか。若者らしく元気に(元気すぎるぐらい)運転し、フルヴィアが壊れないか、心配になるくらい(笑)。

第一日目の集合場所は、トリノ郊外の元ランチア・ファクトリー。フラビアからデルタまでが作られていた、フルヴィア50周年に相応しいこの場所も、現在は他社のもの。ランチアの面影はありません。

工場の守衛さんからテーブルと椅子を借りて、受付ブースができあがり。我々は同乗扱いで参加費150ユーロを支払って受付完了(この金額で、2日間のランチ(もちろんフルコース)、スペルガ・ガイドツアー、トリノ自動車博物館入館料全て込み)。

時間にルーズと思われがちなイタリア人もイベントには時間厳守で集合。1台また1台と集まり....

参加台数は43台(参加台数は多い方からクーペ、ベルリナ、スポルトの順)、約100人のフルヴィスタ達がトリノのみならず、近郊、遠くはモナコや南イタリアから集まりました。

そして、今回のイベントを陰で支えたホンダ・ウィング軍団。彼らが先回りして交差点をブロックし交通整理をしてくれたため、約50台のツーリングは事故無く、しかもスケジュール通りに行えたのです。因に、いくらイタリアとは言え、勝手に交差点をブロックするのは「違法」らしいのですが、周りの一般車もこれだけのフルヴィア軍団が走り回ると、大人しく諦めてくれるようで....

楽しいワインディングを走り、町を越え、丘を越えてSupergaへ。
18世紀に時のサボイア公がトリノの戦いでフランスに勝利したことを記念して、フィリッポ・ユバッラの設計によりトリノを見下ろすスペルガの丘に建てられた教会地下にはサボイア家のお墓があり、代々埋葬されています。


北京ーパリラリー参加フルヴィア・クーペとそのオーナー&作製者
今回の参加車両の中で、異彩を放っていたのはこのフルヴィア・クーペ。一から車両を作り直し、北京ーパリラリーなんだかんだで約13000kmを無事走りきった、車両そのもの。作製はジェノバのRosso Corsa。オーナーはフルヴィアだけで7台(HF、ファナローネ、ベルリナ、ラリー、モンテカルロ)も持っている生粋のフルヴィスタ。この車両の事や、ラリーのことなど、楽しく聞かせてくれました。

本来、この場所には入れませんが、今回は特別です。このあたりのオーガナイズも大したモノ。

一同集合して、祭司さんから2日間の安全とイベントの成功を祈願してもらって....

続く

2013/09/21

ドア下がり修正

数年前からの懸案事項で、イベントが無い時を見測って旧車仲間のとしさんに修理をお願いするも、お互いのタイミングが合わず延びノビになっていた、FSZのドア下がり修正がようやく終了。

運転席側だけドアが下がって来て、年々酷くなっている様な....
そもそもドアストッパーが付いておらず(欠品)、そのためにヒンジ部分に余計な力が加わるのもダメなのでしょう。

当初のとしさんの見立ては、「ヒンジピンが痩せて来ているのでしょう」と言うことで、新たにヒンジピンを作って打ち換えることにしました。しかし、ドアを外して確認すると、ヒンジピンは痩せておらず、ヒンジ穴が広がっていることが判明。

そこで、純正の0.5mmオーバーサイズのヒンジピンを作製。通常、この様な金属ピンは1mm刻みらしく、0.5mm研磨して、Cクリップを取付ける加工などをしてもらい、ご覧の通り。

今回のイタリア旅行で、ジェノバのフルヴィアショップRosso CorsaのItaloさんに頼んで見つけてもらった中古のドアストッパーも取付けてもらって、完璧!

純正のヒンジピンにはグリスを蓄える溝が切ってあり、長年の使用で砂埃が溝に入ってヒンジ穴を広げていったようです。ランチアの過剰品質が仇となったのか? 単にメンテナンス不足か....

この修正でドアがキッチリ締まりやすくなっただけでなく、今まで振動で「キコキコ」と金属音がしていたのがピタリと止んで、ちょっと高品質なランチアらしくなりました。

としさん、色々ありがとう!

2013 summer vacation その3後半

そうそう、別荘の下には石造りのガレージがあり、その1つにはトラックが....


Jurianoさんが、「こっちへ」と呼ぶので見に行くと、レアなミリタリー・ランチア。それもクラシコです。


普通に現役と言うことで、別荘に続く道路の整備や家を直す部材や道具を運んでいるとのこと。サスガです。

結局、生家と別荘と墓地の3箇所を巡って4時間あまり。それも山を登ったり下ったりと、久々に随分歩いてお腹が空いてきました....

そこで、「お昼だからランチを食べたいのですが、どこかお勧めはありますか?」と切り出すと、「じゃぁ、FobelloのBarはイマイチだから、Annamariaの所へ行こう。付いて来なさい」と。

暫く彼らの後ろについて山道を下り、幾つかの集落を抜け、ある集落のレストランの前に到着。Laconda del Cacciatore, Ristrante & Barと言うこのお店は、この辺りの一押し?と言うだけあって、小さな店内は地元の人やたまたま作業に来ていた大工さんで一杯。家族経営の小さなレストランでした。


日本人だけじゃ大変だろうと、JurianoさんとStefanoさんは一緒にランチを取ってくれることに(またまた感謝)

暫く待って奥のテーブルに4人で通されると、「変な東洋人」の入店に一同ビックリ(笑)。当然、ココもイタリア語オンリーで、メニューも無く、おかみさんが、「今日はあれと、これと、これ」と説明してくれましたが良く分からず。二人の説明を聞きつつオーダーしたのは、

適当なサラダ(トマトとモツァレラと言ったらコレが出てきた)
地元で採れた茸のタリオテッレ
ピエモンテ牛のステーキ
地元で採れたキノコのソテー
ピエモンテ牛白ワインソースかけ
ポレンタ
リンゴのタルト
地元の赤ワインを飲みながら、4人でワイワイとたっぷり2時間も(笑)。食べ過ぎてお腹がはち切れそうです。田舎ならではの素材の新鮮さと素朴な味付けは絶品。

気になって、二人に、「普段からこんなランチを食べるのですか?」と聞くと、二人とも声を揃えて、「今日は特別。わざわざ遠くから友達が来たんだからネ」と。

Jurianoさんは既にリタイアし年金生活のおじいちゃん。Stefanoさんはたぶん自分達とあまり歳が変わらないかも。本当にLancistiは最高です!

またいつの日かの再会を約束して別れを告げ、帰路に。今回もGarmin任せでルートを決めて走ると、行きとは違う道路へ(理由は不明)。センターラインも無い農道の様な一本道の左右の風景は何だか見慣れた風景で....


良く見れば、お米。そう、田圃です。ちょうど稲穂が色付き稲刈り直前の様相。日本と違うのはリゾットライスは田植えじゃないらしく、いい加減に植わっていることぐらいです。


Bunino家が貸してくれたのは、10年選手のアウディーA2。しっかり手入れされているので(特に足回り)、1.4ディーゼルターボですが、機敏に走り回れました。今回の旅も本当に良きイタリア人達に恵まれています....

2013/09/20

2013 summer vacation その3前半

今日はLancia社創業者のVincenzo Lanciaの故郷、Fobello村を訪れることに。

今回のバケーションを計画していたとき、Valerioから、「土日以外は何するの?」と聞かれ、「Fobello村を訪ねてみたい」と伝えたのが事の発端。それならとValerioは現地のランチアクラブに連絡を入れ、Vincenzoの生家であるMuseo Lanciaの見学の予約を取付けてくれたのです(感謝感激!)。聞けば、個人向けには土日しか開放せず、基本的にはイベントやクラブの要望に応じてのみ見学が出来るのですが、極東の日本から訪れてくれるなら、特別に案内すると応じてくれたとか。イタリア人の優しさには涙が出ます!

その上、Bunino家からは足となるクルマも貸してもらい....

待ち合わせが9時だったので、Bunino家を7時前に出発。片道150kmぐらいなので、順調なら間に合うはず。

高速A4でミラノ方面に向い、途中からA26で北上。一般国道に降りてBorgosesia辺りで既に8時。間に合うのか〜?


さらに北上すると、交通量も少なく、制限速度前後で頑張って山道を登って、Fobello村に着いたのは9時5分過ぎ。「セーフだ」と思ったのも束の間、2人の男性がBarから近付いて来て....

頑張って憶えたイタリア語で挨拶をすると、案内をしてくれるValsesia Lancia CulbのJurianoさんとStefanoさんでした(時間厳守のイタリア人って....)。

昨晩、Valerioから、「もう少しイタリア語がわからないとね。今晩は特訓だ!」と言われたのは、案内を買って出てくれたJurianoさんが英語が殆どダメなため。もう一人のStefanoさんはJurianoさんよりは英語が出てきますが、単語のみ。ココからは頭をフル回転させて、少ないボキャブラリーを繋いで意味を汲み取り、返事をする、正にイタリア語集中特訓講座となりました。
  
Jurianoさんと生家前で記念撮影
私の理解が正しければ....
現在、生家は別荘などとともに親族からクラブに管理が任されており、生家はクラブ事務所とMuseo Lanciaとして公開(要予約)。別荘は特別なイベントの時に開放するが、一部雨漏りなどの補修をボランティアで行っている。


大量の鍵の中から、いかにもと言う鍵を取り出して生家を開けてくれました。

左からJurianoさん、KEI、Stefanoさん
「通常はMuseoのみでクラブ事務所は見せないのだけれど」と言いながらも中に入れてもらうと、所狭しとフルヴィアのパーツが飾られ....


Museoの中は、Vincenzoの父、Guseppeの缶詰から、家系図、Vincenzoのレース戦績(当時の新聞や雑誌)、自筆の手紙や、Lambda/Appia/Fulviaのエンジンなど盛り沢山。しっかり見ていると何時間でも過ぎて行くので、簡単に説明を受けながら早送り。それでも1時間以上見学していました。

見学はココまでと思いきや、別荘も案内してもらえる予定だったらしく、生家から30分位歩いて別荘へ登りました。別荘への私道はLambdaが登れるように整備されていたそうですが、上り勾配は結構なもの。何時もはクルマで上がるらしいのですが、今回は麓の工事のため徒歩でとなったのです。そのため、Fobello村の静けさを堪能できました!


この立派な別荘がVilla Lancia。生家は後に学校として使われていたとかで、別荘が普通に使われていたとのこと。大きなダイニングと15部屋、キッチン、4つのバス・トイレからなるこの別荘は、Vincenzoの部屋と息子のGianniの部屋以外にゲストルームとして使われていたそうで。

Vicenzoの部屋
Gianniの部屋
キッチンには1960年代?のFIATの冷蔵庫があったり(現役でした)、1942年のカレンダーがそのまま残っていたり....

一回りして、皆で戸締まりして麓に戻り、最後はLancia家の墓地へ。


JurianoさんとStefanoさんの説明してくれたことは半分位しか分からなかったけど、何とかコミュニケーションが取れて良かった〜。

このためにお二人の半日、いやほぼ一日(お二人はFobello村在住ではなく数十km麓の町からやって来てくれたのでした)を使ってしまったことが心苦しいですが、素晴らしい体験ができました。

2013/09/19

2013 summer vacation その2

時差ボケの割にはちゃんと寝れて....

この日も良い天気っぽい。朝のmeteoでは30℃超えと言っており、この時期のトリノのしては暑過ぎるのでは?

本日の予定は、トリノ中心部へ出掛けて、適当に...(まぁ、いい加減です)。

始発のFermiから地下鉄に乗ってXVIII Dicembreへ。あとはブラブラと歩いて王宮広場を目指します。

途中で、マーケットがやっていたので、懐かしくフラフラと覗いて生活感を味わったり、
Eはウィンドウショッピングを楽しみながら....

「ちょっとお腹がすいたよね〜」と時計を見ると、既にお昼前。朝ご飯を抜いたので、ココは早めの腹ごしらえと、昨年Fulvia仲間と行ったPizzeriaへ

味と値段が分かっているので安心。Eはルッコラが大量に乗ったピザを、私は生ハムのピザ。うん、やっぱり旨い。調子に乗って1枚ずつ食べたら、食べ過ぎでした(笑)。

腹ごしらえが済んだので、じっくり腰を据えて....
これまで何度かトリノには来ていますが、実はまだ王宮に入ったことが無い!

Plazzo Reale di Torinoの見学へ。
荘厳さと調度品、絵画などに圧倒されつつ、武器の展示も見て....
結構な広さで、一息入れたいなぁと思ったところに、カフェが。

美味しいエスプレッソで一息入れました。こんな雰囲気の場所でも、カウンターの立ち飲みなら1杯1.5ユーロ。何でも値を釣り上げる日本とは違う様な気がするのは、気のせい?

次にMuseo Civico di Arte AnticaとGalleria sabaudaを見学したら、駆け足でもしっかり3時間(笑)。

外は30℃超え。ヨーロッパらしいカラッとした気候ですが、日向は暑過ぎです。Duomoで少し休憩して.... 

相変わらずSindoneの前は混んでいました
そろそろ、ショッピングをしながらCollegnoに戻ろうと、Via RomaをPorta Nuovaまで。何だかアレコレ買って、いつの間にか両手はショッピングバッグで一杯に。毎回、こんな感じです(笑)

仕事をしているBunino一家に、「また買い物?」と笑われながら部屋に戻って、一休み。時差ボケで夕方辺りが一番眠い。

今日の晩ご飯はValerioの彼女Ilariaも一緒にみんなで外で食べると言うことで、8時頃に階下のBunino家の扉をノック。何でも近くで食事するとのことで「Andiamo!」とテクテクと歩いて...

僅か100m程で地元のBarに到着。このBarは初めて。で、やっぱりBunino一家が連れて行ってくれるだけあって、旨い!

トリノの地ビール(これ、ベルギーに負けないぐらい旨い)
フォカッチャとラード(高脂肪の固まりが、また旨い)
ブルスケッタ(ポモドロが旨過ぎ)
ニョッキ、ゴルゴンゾーラソース(旨いに決まっている)
アマトリチャーナ(アルデンテが最高)
前菜のフォカッチャやブルスケッタが効いて、メインは無し。ワイワイガヤガヤ7人での食事は楽しい時間でした。

2013/09/16

2013 summer vacation その1

今年の夏休みは、仕事の都合を考慮して1週間と短め(好むと好まざると関わらず、だんだん長期休暇が取り辛い...)。短期集中?と言う訳で、照準を「50 anni Fulvia - Torino -7 e 8 settembre 2013」に絞りました。と言うのも、昨年トリノのBunino家にお邪魔した際に、「来年はフルヴィア生誕50年だから、記念のイベントを9月位にやろうと思っている」と言うことだったので、それに合わせてトリノへ行こうと言うことに....

と言うことで?トリノの滞在先は2009年の時と同じくBunino家。イベントへは彼らと一緒に彼らのフルヴィアに便乗して参加。またまた、イタリア人の親切さが心を打った旅になりました。

さて、コストコ名古屋がオープンしたので渋滞を気にしつつ、早朝セントレアへ。午前8時前と言うのに、コストコ前にはショッピンカートを持った一団が居ましたが(驚)、渋滞は無く予定通り空港へ。今回もまたルフトハンザでフランクフルト経由。この時期は一般客が少ないようで、エコノミーはガラガラ。チェックイン時に「4列シートをくれ」と要求しましたが、さすがに「他の方が同席される可能性があり、確約できません」と。取りあえず普通にシートを取って、後は機内で出たところ勝負にしました。

気になっていた台風も影響は無く、まぁ、穏やかな旅立ちに。結局、4列を1人で使うことは適わなかったのですが、窓側2座席を1人で使えることに。お陰で、11時間ちょっとのフライトは何時もよりは楽でした。

セントレアの出発は遅れたのですが、フランクフルト到着はほぼ定刻。乗り継ぎも比較的スムーズに行き、予定の便でトリノへ。

トリノ空港は小さいのですが設備が?で、兎に角荷物が出てくるのが遅い。やっと出てきたスーツケースを引っぱって出口に向かうと、ちょうどイタリア人のバケーション最終時期なので、迎えに来ている人も結構居て混雑。

その人混みの中に、メガネを掛けてニコやかに微笑むValerioの姿を見つけた時には、ホッとしました。

見慣れたBunino家に到着すると、Michele, Tiziana, Claudioがこれまた何時もの笑顔で出迎えてくれ、何だか久々に親戚の家を訪れたような感覚に。旅の疲れも、彼らの笑顔と楽しい会話で吹っ飛んで、少し遅めのディナーは何時ものTizianaの手料理。



ズッキーニ+ミート+ヘーゼルナッツのオーブン焼き(絶品)
旨い! トリノに帰って来たって言う感じ!
時差ボケで腹時計は真夜中。それでも食べて、飲んで、夜は更けて行きました....