ドア下がり修正

数年前からの懸案事項で、イベントが無い時を見測って旧車仲間のとしさんに修理をお願いするも、お互いのタイミングが合わず延びノビになっていた、FSZのドア下がり修正がようやく終了。

運転席側だけドアが下がって来て、年々酷くなっている様な....
そもそもドアストッパーが付いておらず(欠品)、そのためにヒンジ部分に余計な力が加わるのもダメなのでしょう。

当初のとしさんの見立ては、「ヒンジピンが痩せて来ているのでしょう」と言うことで、新たにヒンジピンを作って打ち換えることにしました。しかし、ドアを外して確認すると、ヒンジピンは痩せておらず、ヒンジ穴が広がっていることが判明。

そこで、純正の0.5mmオーバーサイズのヒンジピンを作製。通常、この様な金属ピンは1mm刻みらしく、0.5mm研磨して、Cクリップを取付ける加工などをしてもらい、ご覧の通り。

今回のイタリア旅行で、ジェノバのフルヴィアショップRosso CorsaのItaloさんに頼んで見つけてもらった中古のドアストッパーも取付けてもらって、完璧!

純正のヒンジピンにはグリスを蓄える溝が切ってあり、長年の使用で砂埃が溝に入ってヒンジ穴を広げていったようです。ランチアの過剰品質が仇となったのか? 単にメンテナンス不足か....

この修正でドアがキッチリ締まりやすくなっただけでなく、今まで振動で「キコキコ」と金属音がしていたのがピタリと止んで、ちょっと高品質なランチアらしくなりました。

としさん、色々ありがとう!

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