乗鞍春スキー2008
2006年以来2年ぶりに乗鞍岳に登って春スキーを楽しんで来ました。日頃の運動不足を賄うべく導入した新アイテムの威力も発揮され、今回は朝日岳山頂(2975m)まで登ることが出来ました。当初の天気予報から、4/26土曜日にアタックすべく準備を進めましたが、この日は生憎の雨。それも気象情報をみると乗鞍近辺だけ雨が降っています。我々の目的は、山登りよりスキーがメインなので天候の回復を待つことに。「果報は寝て待て?」 聖火リレー一辺倒のニュース番組の中から気象情報に耳を向けると、4/27日曜日はなかなかの上天気。期待に胸が膨らみます。 今回、K&Eはマテリアルを一新。2006年に目から鱗の「ディアミール+シール」を体験し、これを導入。EはK2のMIURA(シニア?モデル)、私はロシニョールのバンディットと、何れもセミファットスキー。シールはG3のテールレス。さて、どんな威力を発揮するやら。 土曜日の雨は、ツアーコース以上では雪だったらしく、締まっていて登りやすい。2006年には手こずっていたキックターンも何とかマスターして、三本滝から大雪渓入り口まで1.5時間あまりと、まずまずのペース。 いつものようにココで早めの昼食を取り、さらに上を目指します。Eとのペースがかなり違ったので、Tちゃんに面倒を任せて(ありがとう〜)、Eとは携帯で「トイレで待ち合わせ」として、KO氏とトップを目指す。ところが、既に時刻は午後2時ちかく、気温が下がり始め、強風もあってコンディションは悪い。ガスも出てきて、時折、視界は数十メートル。さらに、足場は所々に青氷。全くシールが効かない場所も。そんなところで足を取られて5mほど落ちました(ヤバいです)。 先に登って行く一段の切ったルートをトレースしながら朝日岳まで登りましたが、足場は完全に凍結。アイゼンが無ければ簡単に滑落します。そこで、山頂登頂は諦めて下ることに。KO氏は板を置いて剣ケ峰手前の繭玉岳山頂まで登りましたが、それ以上はやはり危険過ぎると引き返してきました(正解)。 ココまで6時間あまりかけて登ってきた山を滑り降ります。アッと言う間ですが、これが至高の瞬間。だれも滑っていない斜面に思い思いのシュプールを切って降ります。今回もサンドクラスト、ウインドクラストで、極上の浮遊感は無いものの、そこはセミファットスキーの威力を発揮。ちょっとテール...