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11月, 2015の投稿を表示しています

ランフラットタイヤのパンク修理

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天気も良いからどこかへドライブに.... 高速に乗って走行していると、センターモニターにタイヤエア圧低下のワーニング。実は、先日も同じワーニングが出て、GSでエアーを入れたのですが、1週間程で再点灯ということは、スローパンクチャーかな? EのBMWはMスポーツで純正18インチのランフラットタイヤが装備されています。このタイヤは、パンクしてもリムからビートが外れにくくしてありそのまま80km/h以下で走行できると言うもの。 直ぐに最寄りのSAに入って確認すると、やっぱりエアーが抜けている感じです。取扱説明書を読んでみると、「デーラーにご相談ください」とのこと。さらに調べてみると、構造が特殊で通常のパンク修理ができないとも。 えっ、と言うことは、タイヤを交換? 取りあえず、出掛けるのを止めてUターン。困った時はフヂエンに相談。電話を掛けるとフヂイ社長曰く、「ランフラットは修理できないはずですよ」。 やっぱり。じゃぁ、諦めて、1本だけ新品を買うか?(高いぞ〜) 結局、フヂイ社長が修理してくれました! 原因は、トレッド面に刺さっていたタッピングビス。 勘弁してくれ〜。こんなもの道路に撒いて欲しく無いゾ。何時、何処で踏んだかは不明。 ランフラットタイヤは、エアが抜けた状態でも走れるのですが、それをするとサイドウォールがダメージを受けて修理できなくなるらしい。トレッド面の構造は従来のタイヤと変わらず、修理自体は可能とのこと。メーカーサイトには、「基本的に修理できません」と書かれていますので、まぁ、at your own riskと言うことで(笑)。 センサーが付いていて良かったけど、本来はちゃんと運行点検しなきゃねぇ.... まぁ、安く済んで良かった!。

エンジンヘッド完了

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紆余曲折のあった エンジンヘッドですが、漸く準備が整いました。 元々は、バルブステムシール。ヘッドをバラしてくれたのはフヂエンのとあるメカニック。その際に連絡をちゃんと取っていなかったのですが、どうやらステムシールは付いていなかった模様。 そんなことはつゆ知らず、ガスケット・シール一式にステムシールが入っていたので、コレを組めば良いやと思って組もうとすると、全くサイズが違ったのです。この時点で、使われているバルブガイドがステムシールが入らないタイプだと考えもせず、このガイドに合うステムシールを探し求めたのですが、サイズ的に合うものはバルブスプリングと干渉することが判明。 イタリアのRattoさんに聞くと、そのタイプはOリングをステムシール代わりに使うんだと教えられ、Oリングを入手するものの不安になって、旧車レストアで有名なOさんに相談すると、「普通の被せるステムシールを使った方が後々ベター」とアドバイスを受けました。 そこから、Valerioに頼んで新たにバルブガイドを入手し、打ち換え、それに合わせてバルブシールカットを鈴鹿のあるバイク屋さんにお願いして.... コレで完璧?と思ったのですが、なんと手持ちのステムシールがユルユルだったのです。さぁ、弱ったぞ。でも、さすがレースエンジンのチューンなども手がけるバイク屋さん、チョッチョッと手持ちのステムシールを探して、ピッタリ合うものを見つけてくれました。 黒いものが手持ちのもので、赤いものがピッタリな代替品。コレ、なんとドカティ用だそうで。イタリア車だからイタリアの方が良いでしょうとのこと(笑)。 カムシャフトとタペットの当たり面や軸受け部も、鏡面に研磨し直されエンジンヘッドの準備は完了です。

ミルキーに間に合わず

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予想外のトラブル続発で、ずっと綱渡り状態の作業を続けてきました。それでも、ひょっとしたらミルキーに間に合うんじゃないかと、祈るような思いで一つずつトラブルを乗り越えて来たのですが.... 残念。後一歩及ばず。 これまで、サポートしてくれたイタリアの友人達、日本の仲間達に感謝。 ミルキーには間に合いませんでしたが、今回のプロジェクトはまだまだ終わっていません。時間制限が取れたので、よりベストな状態で仕上がるように、作業を続けて行きます! さぁ、またイタリアにパーツをオーダーしなくちゃ(笑)。

デフギアのバックラッシュ

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フヂイ社長から入電で、「フルヴィアのデフのバックラッシュってどれくらいですか?」と。 今回の作業のために必要な部分のサービスマニュアル、パーツリストは印刷して渡してあったのですが、記載が無いとのこと。 調べてみると、数値の記載が有りません。マニュアルではピニオンギアの頭に、ギアセットのシリアル番号、バックラッシュ値、ピニオンギアの位置が記載してあるとのことなのですが.... (フヂイ社長曰く、「ハッキリ読めないのですが、0.10-0.13と書かれているようです」と) 困った時は、フルヴィア仲間に聞いてみようと、トリノのValerio、ドイツのDanielにメールを打ってみました。 Valerioは、他のフルヴィア仲間にも聞いてくれたのですが、サービスマニュアル通りの回答しかえられなかったと。Danielは、「フラビアが0.15-0.20だから、フルヴィアも同じかもしれないけど、今は正確に覚えていない。ちょうど、オランダのNikiがガレージに居るから聞いてみれば」と。 そこで、Nikiに聞いてみると.... 「0.1なら大丈夫だよ」と。 因に、Nikiって Vere Lancia のPaulの息子?みたい(笑)。世間って狭い。10年ぶりにFBで繋がるなんて.... 結果的に、フヂイ社長はこのミッションの分解と組み立てを何度も繰り返したため、既に何も見なくてもサクサク作業が進められる程のスペシャリストになりつつ有ります。お手数お掛けしました!

クラッチハウジングの修正

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ベアリングを抜く際に欠けてしまったクラッチハウジングの修正をフヂイ社長がやってくれました。 アルミの溶接盛りをして、フライス加工。文章にするとそれだけですが、キチンと精度を出して、固定用の切り欠きを造るのは、なかなか面倒です。 バッチリ再生完了。因に、ココへ入れる新品ベアリングを国産品にするために、穴を僅かに広げています。