エンジンヘッド完了


紆余曲折のあった エンジンヘッドですが、漸く準備が整いました。

元々は、バルブステムシール。ヘッドをバラしてくれたのはフヂエンのとあるメカニック。その際に連絡をちゃんと取っていなかったのですが、どうやらステムシールは付いていなかった模様。

そんなことはつゆ知らず、ガスケット・シール一式にステムシールが入っていたので、コレを組めば良いやと思って組もうとすると、全くサイズが違ったのです。この時点で、使われているバルブガイドがステムシールが入らないタイプだと考えもせず、このガイドに合うステムシールを探し求めたのですが、サイズ的に合うものはバルブスプリングと干渉することが判明。

イタリアのRattoさんに聞くと、そのタイプはOリングをステムシール代わりに使うんだと教えられ、Oリングを入手するものの不安になって、旧車レストアで有名なOさんに相談すると、「普通の被せるステムシールを使った方が後々ベター」とアドバイスを受けました。

そこから、Valerioに頼んで新たにバルブガイドを入手し、打ち換え、それに合わせてバルブシールカットを鈴鹿のあるバイク屋さんにお願いして....


コレで完璧?と思ったのですが、なんと手持ちのステムシールがユルユルだったのです。さぁ、弱ったぞ。でも、さすがレースエンジンのチューンなども手がけるバイク屋さん、チョッチョッと手持ちのステムシールを探して、ピッタリ合うものを見つけてくれました。


黒いものが手持ちのもので、赤いものがピッタリな代替品。コレ、なんとドカティ用だそうで。イタリア車だからイタリアの方が良いでしょうとのこと(笑)。

カムシャフトとタペットの当たり面や軸受け部も、鏡面に研磨し直されエンジンヘッドの準備は完了です。

コメント

rockcenter2009 さんの投稿…
素晴らしいですね!心底感動しました!
KEI さんの投稿…
やっぱり古いクルマで、ヒストリーがハッキリしていないので、何をどう、これまでに修理して来たか、そのパーツがどうなので不明な点が多いのが、難しいですね。でも、フルヴィア仲間、クルマ仲間に助けられています。

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