ユーザー車検(FSZ)

頼りにしているフヂエンですが、近年は次世代乗り物開発が忙しく大変そうなので、前回の車検経験を頼りに、今回はユーザー車検で受験することにしました。まぁ、車検の都度、キャブ調整は自分でやりやすいようにやらせてもらっていたし、一通りの対策は済んでますので、大丈夫かな?と。ところが、そんな甘い考えは、簡単に玉砕。


前回は津検査場でしたが、今回は最寄りの四日市検査場を選びました。そしてコレが受検を難しくしちゃいました。検査場ごとに癖があるんですよね(笑)。

書類を整えて、重量税、検査料を支払って、受付。バイクや現代車のユーザー車検にコチラを使っているので、「まぁ、何とかなるだろう」と淡い期待とともに、とにかくラインに。もちろん、出掛ける前には排ガステスターで懸案のHCを600ppm台まで落とし込んだのですが。。。


交換した点火プラグ。ちょっと1番が薄く、3番が燻ぶっていますが良好

まずは外観検査。道路法規上は1972年式の場合、左右の後方50mが確認できる後写鏡が必要となっているだけなので、試しに助手席側後写鏡無しで行くと、検査官から、「初年度登録が平成OO年だから要りますよ。初年度登録の時には、差し込みタイプのミラーか何かが付いていたでしょう」と。ハイ、不適合。

それでもその他は問題無く、次は懸案の排ガス。プローブを突っ込んで待つだけなのですが、結果が出るまで長いこと(そう感じるだけ)。結果はやはりと言うかHCがX。ハイ、不適合。

落胆していても仕方が無いので、記録をして次の検査へ。サイドスリップはOK。ヘッドライトはハイビームだけの検査かと思いきや、第2レーンはロービームでも調べられ(マルチという機械らしい)、左だけ光軸が上ずっていて、不適合。これは盲点でしたが、調整は出来るので、記録して次へ。

スピードメーター、ブレーキ、下回り検査は問題無し。

フヂエン謹製サイドミラー(3Dプリンターで台座作製)とヘッドレスト

落ちた箇所を修正するために、隣の予備検査場(北勢自動車協会)へ。チケットを買ってラインに入り、光軸と排ガスの調整をお願いすると、排ガスはできないとのこと。???目が点。聞けば、測定機は貸すので、自分で調整するなら構わないということで、まずは光軸調整。光軸合わせながら、首を捻る作業員。「さっき第2レーンで受検したでしょ。今調整したけど、今度はこのまま第1レーンで受検して。第2はアカンのやは、旧車には」とナイスアドバイス(確かに第1レーンと第2レーンでは全然違い、ロービーム検査なしの測定器でした)。

1回目のHCは2280ppm。全然ダメ。で、予備検査場で測ってみると3500ppm。もっとアカンやん(笑)。エンジン回りがヒートしてダメなのか。前回の津の時もフヂエンで700ppmぐらいに調整して、検査場まで40分ぐらい走って行き、落とされました。そのときは、アイドリング回転数を1800rpmぐらいまで上げるとHCが収まったので、そのまま通しましたが、今回はアイドリング回転数を上げても下がり切らない。う~ん、弱ったぞ。

予備検査場の作業員さんに聞けば、「気のすむまでそこで調整していてもいいよ」とライン以外のスペースを使わせてもらえたので、しばらくエンジンを冷やして、アイドルジェットも交換して調整再開。でも、ダメ。次は点火タイミングを少し後らして。。。やっぱりダメ。

あちゃー。ドツボにハマったときには、初心に戻るべし。

今までの経験でHCが3ケタ台になるのは、兎に角調子良くアイドリングするときだったので、点火タイミングをいつも通りに戻して、前例からアイドルジェットは50F11。アイドルアジャストスクリューを2.5回転開けから1/8ずつ変化させて、一番アイドリング回転数が上がるところを探す。しばらくすると良いポイントが出てきました。で、測ってみると1200ppm。もうちょいだ。

こういう時にはもう少しアイドリング回転数を上げると大体うまくいくので、1500rpmまで上げると、900ppm。

受検2回目。もちろん第1レーン。フヂエン謹製自転車用バックミラーでサイドミラー問題は合格。次いで排ガス。あれれっ、またHCがX。ヤバい、積んだ? ライトは合格。検査官がやってきて、「HCが1290ppmだったからあと90ppm落としてきてください」とニコやかに。

再び予備検査場に戻って、排ガステスターを借りながらの調整再開。やっぱりヒートが原因か?ということで、30分ほど休憩し、再度調整。やってることは同じなのですが、もう少し微妙に。1100ppmぐらいには落ち着いたけど、この日の受検は次の3回目がラスト。落ちるわけにはいかないので、やはり800ppm以下を目指します。

ふと、ジェットカバー外したままなら?と思い、外して再度調整すると、900ppmに落ちてきました。ココからアイドリング回転数を微妙に変えてHCが一番下がるとこを探します。すると、1700rpmを越えるとHCが少し増える。1300rpmを切ると増える。一番下がるスイートスポットは何処だ。

最終的にはやはり1500rpm、アイドルジェットは50F11でアイドルアジャストスクリューが1番:2.75開、2番:3.05開、3番:3.00開、4番:3.05開の時には、電動ファンが回ってもHCが750ppm以下。これなら大丈夫かなと、3度目の正直でラインに。

測定時間の妙に長いこと。でも、今度はCOもHCも〇。やったー!

無事合格し向こう2年間、また楽しめます。とは言え、LLCとブレーキフルードの交換をしないと。次のイベント、イタジョブまでにやりましょう。。。

コメント

おんぼろアルファ さんの投稿…
お疲れ様でした〜
ユーザー車検、ワタクシもおんぼろ号で長いことやってますが、毎回どこかが引っ掛かります。一発合格は一度だけだった気がします。
前回(2年前)はやはりHCで苦労しました。その時も予備検場は、測定器を貸してくれるだけでした。
今年も夏に車検です。何回やってもめんどくさいです〜💦
KEI さんの投稿…
予備検査場屋さん、そんなもんなんですね。
同じくHCで苦労されている件、夏は頑張ってください!

このブログの人気の投稿

ウェーバーキャブセッティング 暫定版

インテーク清掃(BMW 320d F31)

Weberキャブセッティング その後