FSZ 電装系見直し

車検で指摘されたことの1つに、メーターパネル内の警告灯表示が暗い、ヘッドライトの光量がギリギリと言うものがありました。

エンジン&ミッションOHの際に、オルタネーターからバッテリー、バッテリーから後付けランプ、ラリーメーター、ホーンリレーなどへの配線はやり直しましたが、室内はヒューズボックスの端子を真鍮ワイヤーブラシで磨いた程度。

FSZも間もなく50歳ですから、本来であれば全配線を引き直すべきですが、急場しのぎに簡易的な方法を試してみることに。

その1 還元剤で端子清掃


画像下の白濁した液体が、「謎の還元剤」by おかんの頭の頭さん。
メーターパネルの基盤をこの液体を付けて綿棒で擦れば、あっと言う間に綺麗な銅プリント基板に。接点部分を処理して、パーツクリーナーで清掃後、コンタクトスプレーを塗布して完了。いかにも導通良くなっていそう!



車内のカプラー、コネクター、ヒューズボックス、平型端子も同様に清掃して、可能な限り接触不良を解消。

その2 LEDランプ導入


メーターパネルのインジケーターはT10ウェッジ球。前のオーナーが、暗いので5W球を入れていて、そのためにメーターパネルが熱変形。


インジケーターパネルが暗いのは、反射防止のためにダークな表示プレートになっているためです。コレ、本当に純正なのかとフォーラムで聞いてみると、やはり皆暗くて困っているようでした。そもそもサービスマニュアル上は、ここの電球は3W球。5Wの熱量はNGだけど3Wでしかも常時点灯で無ければ許容範囲?と考え、リレーが入っているウィンカーは手持ちの3.4W球を使い、残りはLEDに代えてしまおうという戦略。

LEDの白っぽさが旧車らしくなくて嫌いですが、夜間メーターが見えないほど暗いのも、ラリーイベントの時に困るので、背に腹はかえられません。

ネットで探って10個1.7Kほどの大陸製を購入(ダメもとですから)。無極性で、消費電力は1.5Wで、発熱も少ない。で、手元の届いて現物見てみると、「ん?」

加工後の端子

フルヴィアのウェッジ球ホルダーは両側から挟み込むタイプなので、そのままでは短絡してしまいます。最近、電気な乗り物、スナメリ生産を軌道に乗せているフヂエンのフヂイ社長に相談してみると、「熱収縮チューブかぶせれば大丈夫でしょう」と、ちゃっちゃと加工して頂けました(多謝)。

復活させたメーターコネクター(メス)赤

とりあえず、仮組してライトオン!

I/Gランプが明るく点灯。スモール、ハイビームもOK。ウインカーは3.4Wなら十分認識できる明るさに。もちろん、メーター全体も明るくなって(光の広がりに偏りがありますが)。

あれ?
ダメじゃん。

ハンドブレーキ&ブレーキフルード警告灯が点きません。

トホホ。。。

もう一度配線図を見直してみると。。。
原因究明!
ハンドブレーキ&ブレーキフルート警告灯の回路には「フラッシング・リレー」が入っている(笑)。

この際にLED対応リレーに変更して、ウインカーもLED化する?
でも、接点清掃の効果か、十分明るくなっている。

つづく

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