キャブOH完了(FSZ)

いやぁ、参った、まいった。事の顛末は。。。

クリーニング、ガスケット交換、ニードルバルブ交換、Oリング交換を済まし、元通りにキャブを組み立てて、車両にセット。アイドリングはバッチリで、いざ、実走調整へ。ところが、2500rpm以上が全くダメ。ガスが薄い感じ。

これまでのセッティングはDCOE 40の151タイプで、OV:30、MJ:100、AJ:190、PJ:35、ET:F11、IJ:50F8、IS:2.5回転開け。フロートレベルがトップカバーから12mm。これを今回、油面でトップカバーから28.7mmに調整。実は今までが油面が高くて濃くて、セッティングがズレていた?

上が薄そうなので、MJを110~130まで上げてみましたが、全く変わらず。何かおかしい。チンク界のマイスターKさんにアドバイス貰って、いろいろ試しても、全く状況は変わらず。諦めて再OHを決め、インダクションボックス、ファンネル、同調板を外して、気が付きました。

IVの向きが変! 組むときには散々確認して、正しい位置にセットしたのですが、ふたを開けてみれば、この位置。思い当たるのは、ファンネルを入れる際に引っかかりがあったので、一旦IVのロックボルトを僅かに緩めて取り付けたこと。もちろん、その後はちゃんとロックボルト、ナットを締めて取り付けたのですが、この際にIVが回転してしまったようです。

まぁ、ココだけが問題だったかどうかはこの時点では不明ですが、キャブ全バラより他の不可抗力が少ない修正を選択。IVの位置を正規に戻し、外した部品を組付け。

Kさんのアドバイスに従って、まずはセオリー的なセッティングに交換。OV:30、MJ:120、AJ:190、PJ:40、ET:F11、IJ:45F9でエンジン始動。シンクロメーターで同調を取り直し、温まったところでISの微調整。最終的にはIS:2.25回転開けでアイドリングは以前より静かかつ力強く回ってくれています。うん、よしよし。

車両をスタートさせて、シフトアップ。この時点で、アクセルに付いてエンジン回転はスムーズに上がり、問題解消っぽい。さらにテストコースを走ってみると、明らかに軽い感じ。トップエンドの伸びも、力強さも良い感じ。さすが、Kさんの経験値。

僅かに気になるのはアイドル系からメインに切り替わるところの谷。これが嫌で今までアイドル系を濃くしてメインとポンプ系を絞ったセッティングにしていましたが。これもKさん的にはOVが大きすぎるのが原因で、「28を試してみて!」と。OV:28にすると、MJは絞ることになりますが、手持ちの番手では微調整が難しそう。暫くは乗り方で微調整でしょうか。

それにしても、やはりセオリーなんですよね。エンジンの状態が問題ない前提ですが、1気筒当たりの排気量と最高回転数からOVのサイズは決まってくるし、OVが決まれば4倍が基本のMJ。1300ccだからPJは40ぐらいが妥当だし、AJはMJ+60~70、IJはこれに合わせて45~50。ちゃんと基準値のキャブにすれば、セオリーにハマってくるんですね。 

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