ステアリングギアボックスのOH

ミルキーに間に合わなかったFSZですが、時間的な制約が減ったので、やれるOHを追加でやってしまうことにしました。

サブフレームを降ろしている今だから出来るステアリングギアボックス、アイドラーボックスのOHです。ステアリングを切ると「ゴリゴリ」感が有ったことも、OHすることにした大きな要因です。


分解してみると、色々不具合が。スタリングギアボックスは、フルヴィアに良くありがちな万年オイル漏れ状態で、最近はギアオイルの代わりにCVジョイントグリスを充填して漏れないようにしていました(笑)。しかし、漏れていた頃にはどうしてもギアボックス上部のニードルベアリングが油切れを起こしていたらしく、ココが錆びていました。そのため、シャフトもコンマ数ミリ摩耗していることが判明。

幸い、オイルシールは国産の合うサイズが見つかり、ニードルベアリングも国産代替品が見つかりました。すり減ったシャフトは29mmまで削って内径が1mm大きいベアリングを入れることで対応することにしました。


アイドラーの方は、ベアリングで支持されるのではなくブラスのスリーブで支持されるタイプ。こちらは、綺麗にして良いグリスを充填すれば大丈夫そうです。ただ、ピッタリ合うオイルシールが国産サイズでは無いので、内径が少し狭いもの使って、オイルシールが当たる部分だけ、荒れているシャフトの肌を少し削ることで対応することにしました。

こう言った加工や代替パーツの入手はパワーアップしたフヂエンのお陰。良かった〜。

動作部分のOHは目処が付いたので、ケースの方もレストアすることに。ご覧のようにケースも何もかもシャーシブラックが塗られているので、コレを剥離してオリジナルのアルミ地肌にしていきます。


剥離剤を使って粗方の塗料を落とし、落ちない部分はマイナスドライバーなどで削って、最後に真鍮ブラシで磨いて完了。


まぁ、こんなもんで勘弁しておいてください(疲れた〜)。

コメント

おかんの頭の頭 さんの投稿…
真っ黒にしていたシャーシブラックは日本での作業後かな?
それとも???

いずれにしてもご苦労様です。
こうして極上車が出来るんですよね~
地味で面倒でいつまでも時間のかかる・・・・

あーー楽しそう!
いいなぁ
KEI さんの投稿…
シャーシブラックは前のオーナーか、その前のオーナーによるレストアで塗装されたもののようでした。
まぁ、タイムリミットが伸びましたから、やれることはやってしまおうと(笑)

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