Lotus FE アブソーバー交換

先日Lotus FEのリアカウルを修理してもらっていた時のこと、久々にフヂイ社長に乗ってもらってインプレッションを伺いました。

「フロントショックの伸び側が少し緩いかな〜、と感じました(抜けてるとかじゃなくて、好みのレベルです。ブレーキ踏力抜いた時のノーズリフトが早いです。これのおかげで乗り心地が良いですね)。」

うちのLotus FEは戦闘的なマシンではなく、使い方は80%通勤、15%レジャー、5%サーキット(割合は感覚)で、GTをイメージしているので、乗り心地がある程度良い方が好みです(ロータスで乗り心地を追求するなと言う声も聞こえそうですが)。

純正ビルシュタイン+アイバッハスプリングに何も不満は無いですが、強いて言えば、段差を越えるときの吸収が悪く、突き上げ感があり、良くドライブレコーダーが作動してしまう、アブソーバーのブッシュがヘタってきているようです。走行距離が8万キロを超え、10年目ですから、そろそろオーバーホールの時期でしょう。とは言え、オーバーホールもソコソコ掛かりますし、その間代わりのアブソーバーが無いと乗れないので、別のアブソーバーに交換するのもありかと物色をして。。。

純正と比較してスプリングをハードにする必要性も感じないし、減衰も高くなくても構わない。ただ、スムーズに足が動いてくれることが優先。

手に入れたのはこの手のもので一番安価なラルグス。ラルグスをエリーゼで使っているオーナーさんは多くなさそうですが、エリーゼ&エキシージ用が用意されていて、車高調で減衰調整もついているし、価格がリーズナブル。ということで、オンラインショップでポチっと購入。

前後ダブルウィッシュボーンのLotus FEは、17mmのボルト&ナットでアブソーバー&スプリングが取り付けられているだけなので、交換は簡単です。面倒なのは左フロント。ココにはアッパーボルト側にABSユニットのスプラッシュガードが付いていて、外さない限りボルトが抜けない構造になっています(他はインナーフェンダーを外す必要もありません)。

ABSのスプラッシュガード

スプラッシュガードは、2つのスクリベットで止まっているだけなのですが、1つがインナーフェンダーの内側なので、インナーフェンダーも外さねばなりません。

アブソーバー上部の丸い金属がABSユニット



アブソーバーの固定ボルト&ナットは1Gで締め上げた方が良いのでしょうか?
良く知らないけど、1Gで締めておいた方が歪が少ないでしょうから、木っ端をディスクの下においてゆっくりジャッキを降ろして締め上げました。

外した純正ビルシュタインは綺麗にして保管

フロントもリアも純正と比較するとラルグスは20mmぐらい短い(とりあえず購入のまま組みました)。でも、取り付けて着地させると、純正と比較して5mm弱しか車高は落ちていませんでした。



リアはフロントより圧倒的に簡単(ディスク下のジャッキは、取付ボルトの位置合わせのために使っています)。こちらも同じく1Gで締め上げ、作業終了。

近所をゆっくり走ってみましたが、異音は無く、大丈夫のようです。気になる車高は、路面からフェンダーアーチまでの測定で、純正がFR:620、FL:611、RR:654、RL:649でしたが(サマータイヤで)、FR:612、FL:608、RR:635、RL:640となり(スタッドレスタイヤで)、まぁ、許容範囲。

ラルグスのブッシュはウレタンでビルシュタインに比べると劣化が早そうですが、通勤で100km程度走ってみた感想は、角が取れて丸くなった印象(減衰調整は最弱から6ノッチ固め)。耐久性がどの程度あるかですが、とりあえず普通に乗る分には良い感じかな。

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