おもてなし?

ベルギー留学時の同僚、Roelから、「今年のサマーバケーションは、日本に行くことにした」と連絡があったのは4月半ば。彼は学位を取った後、初志貫徹、研究者として飯を食っています。これまで数回、国際学会が日本で開催された際に来日しており、2015年に京都で国際学会が開かれたときの来日では、一緒に龍安寺の石庭を見たり、食事したりしました。でも、今回は一家4人でサマーバケーション。何でも、キャンピングカーを借りて北アルプスあたりを散策するとか。 ベルギーからはやはり関空入りがベターなのか来日後数日は大阪に宿泊して観光するとのことだったので、また京都で会おうと言うことになりました。パートナーのMarijn、ご子息のKobeとJasperとは、2010年に来白した際に会ったので、15年ぶりということか。Kobeは今年から大学生になるとか、赤ん坊だったJasperも大きくなっていることだろうなぁと。気分はほぼ叔父叔母です。 「何したい?」と問い合わせると、「Kobeは日本に興味を持っていて、何でも食べてみたいらしい。Jasperは典型的なティーンエイジャーで、マックとフリッツがあれば言うことなし(笑)。京都の後は日本の自然を堪能するから、やっぱり神社仏閣、あとは日本ナイフが買えれば嬉しい」と。ふむふむ... Marijnがビーガンなので、精進料理のランチを軸に考えたルートが、京都駅→天龍寺→嵐山→六角通り(刃物)→錦市場で適宜解散。まぁ、美味しそうなランチに知っているところを組み合わせただけですが。これぐらいがK&Eが京都でできる最大のおもてなしかな? さて、当然ですが、京都は暑い。京都駅で落ち合った午前11時前で、既に33℃越え。彼らもK&Eも暑さには弱い。先が思いやられます。会うたびにお互いに何かギフトを渡すのですが、今回は伊勢型紙のアートをチョイス。Roelはやはり(笑)ベルギービールとチョコを持ってきてくれた(2015年の時は数kgにもなるベルギー瓶ビールの詰め合わせを持ってきてくれた)。ビールは飲んだことの無い珍しい修道院ビール。でも、持って観光するのは無理がある。重いしチョコは絶対溶けるし。しょうがないので、少しでも涼しい地下街のコインロッカーに夕方まで預けることに。 一行を連れて、先ずはJRで嵯峨嵐山へ。溶けそうな暑さ中、とぼとぼと天龍寺まで。大方丈...