トラブルは。。。(FSZ)
ミルキーウェイブルーアイランドラリー・ファイナルまでカウントダウンが始まったというのに、四国移動まであと2週間弱で判明したトラブル。何としてもFSZで参加すべく、フヂエンに相談。ブレーキジャダーなら、交換パーツは揃えてあるので、間に合うはず。想定したメニューは、フロントブレーキディスク交換、フロントキャリパーOH、ディスクパッド交換。これを1日でやってしまおうと段取りして。。。
土砂降りの中(背に腹は代えられません)、向かったのはフヂエンではなく鈴木オート。もろもろ業務で忙しいフヂエンでは1日では無理。連休は休業なので、この場合は車両受け取りが出発の金曜日になってしまいます。ということで、フヂエン協力店かつ旧車に強い敏腕メカニックの鈴木オートへ伺うことになりました。
ワイパーブレードがとっくに賞味期限を過ぎていて、カクカク動くので交換せねば。でも大雨の中でも酷い雨漏りも無く無事到着。早速試運転してもらって状況確認。「確かにブレーキングでハンドルがブレますね。でもコレはブレーキの問題じゃないと思います」と。
リフトに上げて、タイヤを揺すりながら確認。
「Kさん、これ、四国は止めておいた方が無難ですよ」 あちゃー、ここにきてダメだしかぁ。シローさんに車両変更申し出るしかないか。。。
確認すると、ステアリングギアボックスに連結されているセンターステアリングロッド(ギアと右アイドラーアーム繋ぐ)のボールジョイントがグラグラ。こんなの、簡単に脱臼しそうです。そりゃ、1500kmの移動は無理だわ。ステアリング周りのボールジョイント類のストックパーツは持ち合わせていない。ヨーロッパから取るにも1週間は必要でミルキーには間に合わない。国産流用か?
国産流用の場合は、ロッドを適当なところで切って国産ボールジョイントが付くパイプを溶接、新品ボールジョイントを取って、交換。時間的にはギリギリ間に合いそう。でも、問題はボールジョイント取り付け部のテーパー形状。これが合うものがあるのか否か。外して解体屋で現物合わせしてみるまで分かりません。やっぱり時間的に厳しそう。
万事休すかと思われたとき、下から覗いて鈴木さんが、「ひょっとして」と呟く。助手になってタイヤを揺すってみると、ボールジョイントぐら付の原因が判明。それはボールジョイントを固定しているナットの緩み。ブレーキジャダーだと思われたトラブルは、ボールジョイントによるハンドルがた付きだったとは。でもなぜ?
このボールジョイントとナットは割ピンで緩み防止するタイプ。割ピンはちゃんと刺さっていて、ナットが緩んだように見えない。2015年にエンジン、ミッションOHした際に、ステアリングギアボックスもOH。OH後ちゃんと組付けたはず(大体、この春まではブレーキジャダーはあったものの、ディスクローター研磨とパッド修正で完治していたし。なぞは深まるばかり。
取り合えず、ナットを増し締めし、新品の割ピンを入れて固定。試運転すると、僅かにブレーキジャダーがあるものの、ハンドルのブレは皆無。同乗してくれた鈴木さんも、「これなら四国へは行けるでしょう」と。とは言え、原因が不明なので、ハンドルがブレるようになったら積車を手配して走行中止。無事帰還できた場合も、再度確認してみましょうと言うことになりました。首の皮1枚で繋がりました。
ブレーキジャダーも気になるので、自宅に帰ってから確認。右フロントのみ0.2mm弱ブレてましたが、今回はこのまま(ミルキーから戻ったら、ステアリング系統と併せてブレーキもリフレッシュ予定)。
大雨の中気になったワイパーブレードも交換して、ゼッケンを貼れば準備完了と言うところでしょうか。何とか無事に往復できますように。。。
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