Milkyway Blue Island Rally Final 第一日目競技編(FSZ)
当初心配された天気も、先に天の川に行かれた仲間のお陰で良い天気予報。集合スタート地点の今治タオル美術館まではホテルから20分ほど。この辺りは何度も過去のラリーで通った道。向うにつれ、エントラント車両が前後に。いよいよミルキーの始まりです。
まずは受付を済まし、コマ図を頂いて、スペシャルステージ(SS)の区間クジを引く。G-F間って、全く想像がつきませんが、この計測区間次第で順位は大きくかわるのがミルキー。運も実力のうち。ナビのEはベストを尽くすべく、マーカーペン片手にコマ図に目を通す。とは言え、ファイナルなので、仲間との挨拶が欠かせません。持ってきたお土産を交換したり、健闘を誓いあったり、撮影したり。慌ただしくしているうちにドライバーズミーティングが始まってしまいました(涙が出そう)。
いつものように遅めのスタートと決めて、二人でコマ図を再確認。ファイナルは、クイズセクション(QS)はチェックポイントのみ。あとはタイムセクション(TS)。このパターンは優勝した2017年に近い。頑張ればソコソコの成績には行けそうですが、課題はTSの速度設定。今年も「指示速度+流れ」が。流れをどう読んで、どう愛車を走らせてタイムを計測するかが順位を大きく変えます。つまりは「運」。ミルキー特有の運を味方につけたチームのみが勝者になる素敵なルール。
どうやら今治からゴールでもある香南市のホテルをチェックポイント(CP)に室戸岬まで行き、スペシャルステージ(SS)を済まし、ゴールに戻るルート、約300km。ドライバーズミーティングは、安芸市で渋滞があるので注意とのこと。このパターン、最後に時間が無くなるルート設定なので、途中休憩はソコソコに先を急ぎます。
先ずは1kmの速度計補正と10kmの距離補正。でもコマ図の数が少ない、ってことは、一本道? 速度計のズレは例年と同じですが、距離補正は微妙に変化。いつもより直線が多かったので、今年の方が正確に補正できているはずと信じて、先を急ぎました。
途中、高速PA、大歩危峡でトイレ休憩し、TSをこなしつつ国道32号を高知へ。前を走るは前年もポディウムに上られ、過去3度の優勝経験を持つYサン親子組。メーター誤差からTSで車間が詰まっていく時には、「やっぱり上手く一定速度で走られているな」と実感。
ここまでのところ、TS区間は、計測開始と終了地点が比較的分かりやすい設定。交通量も比較的少なく、流れも良いので、自分たちの考えた流れ速度で計測ができました。とは言え、これで終わるミルキーでは無いはず。特に悩んだTSはTS-8、下名第一洞門出口から下名トンネル出口までの計測。下名トンネルが曲者で、トンネルの表示は144mで、半分程度がトンネル、残り半分程度が洞門からなっていました。Eからトンネル出口と言われて、てっきりトンネル部分の終わり地点までの計測と思っていましたが、続く洞門を抜けたところでEが振り返ると、洞門部分にも「下名トンネル」の表示が。うーん、一体どこまでをトンネルとすべきだったんたろう?
高知に入って、「見覚えのある現代車が」と思っていると、ミルキー仲間のNご夫妻。今回はエントラントではないものの、わざわざ応援・見送りに来てくれ、しばし並走、そして信号待ちでパパラッチ(笑)
トイレ休憩以外はほぼ走り続けてCPに。今回のCPでは、エントラント1台ずつ、大会委員長のシローさんと記念撮影。粋な演出。もちろん、ミルキーらしい難問クイズも出題され、後で悩むことに。
CP後にランチをとルート城付近で狙いの海鮮系を探すと、やっぱりS先生が先に入られていた。旨い物に鼻の効くS先生なので、ココでランチにあり付きたかったのですが、他のエントラントさんも多く時間がかかりそうだったので、先に進むことに。
すると路肩に見慣れた2CV。チンドン号ことM夫妻組。大丈夫なのかと声を掛けると、ホイールナットの増し締めをしているだけとのことで、一安心。ならば、コレ幸に、ルート上のおいしいお店の事前リサーチ結果の聞き出しに成功。
ところが、時刻は午後2時近くで、良さげなお店は店仕舞い。次あったら入ろうと進むとTSが来てしまって入れなかったり。。。
そんな時に目に飛び込んできたのが、「貞丸バーガー」。海鮮じゃ全くないですが、コレを逃したら昼食難民のまま、コンビニ飯でラリー続行になる。それだけは避けたかったので、こちらですがバーガー+ポテトのセットを頂くことに。
これが、ビンゴ! めっちゃ、旨い。土佐赤牛のパテ、採れたて地物のシャキシャキレタスにジューシーなトマト。バンズも旨いし、ポテトもホクホク。同じく昼食難民になりかけたYさん親子組も合流して、しばらくミルキー談義をしつつの美味しいランチでした。
まだまだTSとSSが残っているので、残り時間を考え、先を急ぐ。対向車線にはすでにSSを終えたエントラント車両が何台も通り過ぎ、お互いに手を振ってエールの交換。同じルートを折り返すからこその絶妙なルート設定。これもミルキーの良さ。でもその台数の多さに、気が焦る。
室戸岬のSSは室戸スカイラインに設定されていました。で、その設問が悩みどころ。「1967年式ダットサンサニー1000、キャブレターがやや不調で、体重100kgの安田走ろう会のリーダーさんが体重58kgの競技委員長を助手席に乗せて、晴れ、ドライ路面で走行した時のタイムを当てよ」と言うもの。うちのFSZは1300で排気量300ccの差はデカい。登りが続けば遅めだろうし、下りが続けば、ドライバーが地元の方なので、ソコソコの速度だろうし。ルートを進むと、結構なワインディング。概ね下り勾配ですが、アップダウンも混じっていて、全く想像が付かない。兎に角、法定速度を確認しつつ、それなりに楽しんで走ったタイムを答案に書こうと決めたら、ストップウィッチで計測。これが凶と出たか吉と出たか?
SSを終えると残るTSは1つ。この頃になると、陽も傾き、楽しいミルキーも終わりなのかと物悲しさが込み上げてくる。ゴールするまで、解答用紙を提出するまで終わりじゃないので、残り距離と時間を考えつつ、ノンストップで進むが、そんなに簡単にはゴール出来なさそう。
夕方の時間帯でルートの国道の交通量が増え、流れはノロノロ。兎に角、残り5kmほどのコンビニでトイレ休憩&解答作成を。焦る気持ちを抑えつつ、解答を間違えないように記入して、急いでゴール。タイムリミットとほぼ同時刻にEが走って答案用紙を提出。これでK&Eのミルキーファイナルは終了。楽しさと、寂しさと、感謝と、感動が一緒になった複雑な気分。それでも大きなトラブルなく無事走り切ったこと、終始天気が良かったことに救われました。
つづく。。。
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