人生初の
入院&手術。話には聞いていましたが、いざ、自分となると大変さが身にしみました。
ことの始まりは、もう何年も前。人間ドックと呼ばれる義務?検診によって見いだされた胆嚢ポリープに端を発します。毎年、超音波で、「こんなにありますねぇ〜」と言われ続けて....
たまたま、今年の春に生命保険の満期に伴う見直しを進めていた時に、胆嚢ポリープが新たに生命保険に入る際に問題になることを知りました。精密検査で問題無しを貰わないとダメだそうで。なので、通っていた消化器内科で受診。久々にお会いしたDr.に超音波で見てもらうと、Dr.の手が止まった。
「Kさん、前から幾つもポリープがありましたけど、1つ大きいですわ」
「あっ、ハイ。で、サイズは?」
「測りようによっては10mm超え。大きい病因を紹介しますから....」
チ〜ン。
春から、初造影CT、初胃カメラと初物づくしを経て....
温存の選択肢もありましたが、取ることに決めました。術式は腹腔内視鏡による胆嚢全摘出術。治療計画書では月曜日入院して火曜日に手術。術後の経過を見つつ金曜日に退院する5日コース。
月曜日:術前検査(と言っても大した事無し)、早めにシャワーをして、下剤の投薬。下剤はひまし油。実験では何度も使いましたが、自分が飲むとは(笑)。
21時に消灯はちょっと早過ぎますが、ちゃんと寝れました(でも、腹減った〜)。
火曜日:8時に手術準備スタート。手術着に着替えて看護師に連れられてオペ室へ歩いて移動。オペ室は9つぐらいあって、幾つもの部屋で同時進行?
オペスタッフと挨拶も束の間、手術台に横たわって....
「へぇ〜、こんな内視鏡が挿入されるのか?」
「やっぱり新病棟の新オペ室は綺麗だなぁ」
なんて思っているうちに、ライン確保も終わり、前麻酔。
ふわっとなって、ゆっくり呼吸するように言われ、いよいよ麻酔薬注入。
直ぐに落ちました。次に気付いたのは、執刀医の呼びかけ。何だか喉が気持ち悪く、吐きそう(気管カニューレのせい?)。何だか体の震えが止まらないし....
やっぱり腹は痛いような(良く分からない)。
病室に戻って、まだうとうとするものの、やっぱり痛いので鎮痛剤を筋注してもらい、また寝て....
点滴に酸素マスク、導尿カテと管が出たり入ったり。大人しく寝ていると、兎に角、背中が痛い。定期的に心電図、検温、血圧モニターをしてもらいながら、時間が過ぎるのを待つしかない....
夜になって、酸素マスクは外れましたが、背中・腰の痛みはピークに。切ったお腹より痛いとは....
電動ベッドをいろいろ動かしてみましたが、痛みは変わらず。夜中、少し眠りましたが殆ど起きていました。
水曜日:内視鏡とは言え、お腹を切ったため腹筋に力が入れられない。でも、開腹と違って既に腸は動き出し、弱々しくもガスが出ると、背中・腰の痛みが随分和らぎました。朝からは水分摂取が可能に。
仕事柄、消化管、膵臓を専門にして来て、かつては術後消化管麻痺治療薬の研究もかじっていたのですが、術後の排ガスがこんなに重要なのだと身を持って知ることができ、何となく感無量。でもこう言う経験は出来ればしたくないものです。
発熱はあるものの、「極めて順調」とのことで、午前の回診後に既に管が全て抜かれました。さらに、ウレシイのは、お昼から食事を取って良いとのこと(それも通常食)。内視鏡術ならではですねぇ。
夕食はこのような通常食で、すき焼き風?牛肉も出て、ホントに何でも食べてOK。
木曜日:主治医から、「今日の血液検査の結果が良ければ、ご本人の希望をもって1日早めて、お昼に退院しても良いです」と。もちろん痛みは残っていますが、発熱も下がりそれなりに動くこともできるので、退院を早めてもらうことにしました。
Eに迎えに来てもらって、退院。
クルマの振動が意外に痛いとか、暑いとかありますが、やっぱり自宅に帰ってくるとホッとします。
痛み自体はまだ暫く続くでしょう。病理結果もまだですが、取りあえず気になるものが無くなってスッキリ。聞けば今は一穴の内視鏡術もあるそうで。医療の進歩はスゴイですが、実感したこう言う痛みをもう少し取り除くことが出来れば....
一応、医療関係に携わるものとしては、再考させられる貴重な経験でした。
ことの始まりは、もう何年も前。人間ドックと呼ばれる義務?検診によって見いだされた胆嚢ポリープに端を発します。毎年、超音波で、「こんなにありますねぇ〜」と言われ続けて....
たまたま、今年の春に生命保険の満期に伴う見直しを進めていた時に、胆嚢ポリープが新たに生命保険に入る際に問題になることを知りました。精密検査で問題無しを貰わないとダメだそうで。なので、通っていた消化器内科で受診。久々にお会いしたDr.に超音波で見てもらうと、Dr.の手が止まった。
「Kさん、前から幾つもポリープがありましたけど、1つ大きいですわ」
「あっ、ハイ。で、サイズは?」
「測りようによっては10mm超え。大きい病因を紹介しますから....」
チ〜ン。
春から、初造影CT、初胃カメラと初物づくしを経て....
温存の選択肢もありましたが、取ることに決めました。術式は腹腔内視鏡による胆嚢全摘出術。治療計画書では月曜日入院して火曜日に手術。術後の経過を見つつ金曜日に退院する5日コース。
月曜日:術前検査(と言っても大した事無し)、早めにシャワーをして、下剤の投薬。下剤はひまし油。実験では何度も使いましたが、自分が飲むとは(笑)。
21時に消灯はちょっと早過ぎますが、ちゃんと寝れました(でも、腹減った〜)。
火曜日:8時に手術準備スタート。手術着に着替えて看護師に連れられてオペ室へ歩いて移動。オペ室は9つぐらいあって、幾つもの部屋で同時進行?
オペスタッフと挨拶も束の間、手術台に横たわって....
「へぇ〜、こんな内視鏡が挿入されるのか?」
「やっぱり新病棟の新オペ室は綺麗だなぁ」
なんて思っているうちに、ライン確保も終わり、前麻酔。
ふわっとなって、ゆっくり呼吸するように言われ、いよいよ麻酔薬注入。
直ぐに落ちました。次に気付いたのは、執刀医の呼びかけ。何だか喉が気持ち悪く、吐きそう(気管カニューレのせい?)。何だか体の震えが止まらないし....
やっぱり腹は痛いような(良く分からない)。
病室に戻って、まだうとうとするものの、やっぱり痛いので鎮痛剤を筋注してもらい、また寝て....
点滴に酸素マスク、導尿カテと管が出たり入ったり。大人しく寝ていると、兎に角、背中が痛い。定期的に心電図、検温、血圧モニターをしてもらいながら、時間が過ぎるのを待つしかない....
夜になって、酸素マスクは外れましたが、背中・腰の痛みはピークに。切ったお腹より痛いとは....
電動ベッドをいろいろ動かしてみましたが、痛みは変わらず。夜中、少し眠りましたが殆ど起きていました。
水曜日:内視鏡とは言え、お腹を切ったため腹筋に力が入れられない。でも、開腹と違って既に腸は動き出し、弱々しくもガスが出ると、背中・腰の痛みが随分和らぎました。朝からは水分摂取が可能に。
仕事柄、消化管、膵臓を専門にして来て、かつては術後消化管麻痺治療薬の研究もかじっていたのですが、術後の排ガスがこんなに重要なのだと身を持って知ることができ、何となく感無量。でもこう言う経験は出来ればしたくないものです。
胆嚢から出て来た胆石 |
夕食はこのような通常食で、すき焼き風?牛肉も出て、ホントに何でも食べてOK。
木曜日:主治医から、「今日の血液検査の結果が良ければ、ご本人の希望をもって1日早めて、お昼に退院しても良いです」と。もちろん痛みは残っていますが、発熱も下がりそれなりに動くこともできるので、退院を早めてもらうことにしました。
Eに迎えに来てもらって、退院。
クルマの振動が意外に痛いとか、暑いとかありますが、やっぱり自宅に帰ってくるとホッとします。
痛み自体はまだ暫く続くでしょう。病理結果もまだですが、取りあえず気になるものが無くなってスッキリ。聞けば今は一穴の内視鏡術もあるそうで。医療の進歩はスゴイですが、実感したこう言う痛みをもう少し取り除くことが出来れば....
一応、医療関係に携わるものとしては、再考させられる貴重な経験でした。
コメント
ご無事で何よりでした。
いかにも苦そうな石ですねぇ。
主な胆石はあれだけなのですが....
Hさんもご自愛ください。
実は僕も先月人間ドッグ行って来ました。
目の方で1カ所引っ掛かって精密検査を受けなきゃ行けないんですが
メンドくさくてまだ行ってません。(^^;;
お互い、もう若くないですからね(笑)
酒に弱くなったって....(笑)
確かに、現時点で全く普通の食事をしていますし、オペで絶食して痩せただけしか体重減らないし(トホホ....)
痛いと言うのは強弱関係なくストレスなものですね。
でも、身体に直接負担がかかる痛みはもっとですね。
本当に本当に、お疲れ様でした。
お大事に…。
MICHI
今年のクラブ・ザガート・ジャポネのミーティングは12月2日(日)に決まったようです。完治され元気なお姿でお会い出ればと思います。