いよいよスタート(new project)
2速が使い物にならなくなったFSZのミッションをオーバーホールする事にしました。どうせミッションを降ろすのなら、アレも、コレも確認したいところ。FSZがK&Eの手元に来てから丁度10年ですし、これまでエンジンと駆動系のどこまで手が入れられて来ているのかが不明な点もあり、家族会議の結果、下記の状態に....
サブフレームを降ろしました。
この年代のクルマは複雑な配線や配管が少ないので、やろうと思えばご覧の通り。何時ものごとく、フヂエン全面協力のもと、半日でミッション降ろしまで行きました。大変だったのは、ステアリング周り。フヂイ社長が難儀しながらリンクを外して分離成功。
クーラントを抜いてラジエターを取り外し(右ヘッドランプを外す必要有り)、スターター、アース、油圧センサー、水温センサーの配線を外し、アクセルリンケージ、チョークワイヤー、クラッチワイヤーを外し、キャブレターをインマニから外し、ブレーキキャリパーを外したら、準備完了。
6カ所のサブフレームマウントボルトを取り外し、ゆっくりボディーをリフトで持ち上げると....
そう簡単には降ろせません。サブフレームのフロントメンバーがボディーにヒット。悩んだ末に、フヂイ社長と私がそれぞれ左右のフロントパネルを引っ張り、ボディーを僅かにたわませている間に、ボディーを持ち上げる事でサブフレームが無事に降りてきました。
サブフレームは一部錆びていますが、意外にしっかりしていてホッとしました。ミッションケースはドロドロです。
十数年分の油汚れがヘドロ状態で山盛り。暖まるとクラッチジャダーが出ていたのは、どうやらこの油がクラッチディスクにも少し付いていたためと判明。ディスクはまだ十分残っており、前のオーナーが「交換してからイタリアにバカンスに行った」と言うのは、本当だったようです。
サブフレームのゴムブッシュの状態は良く、問題なさそう。でも、ミッションマウントのロアー側ブッシュが完全に腐っていました。さらに、アッパーマウントを固定するステーは折れており、この辺りが、急加速・減速時の異音や振動に繋がっていたのかも知れません。
エンジンを観察してみると、クランクケースには818.303の刻印が。でも、シリンダーには818.302の刻印(これは普通との情報有り)。丁度エンジンマウントの真上に 辺りには、得体の知れないシール剤が塗布されていました。これを取るとどうなっているのか、興味半分、怖さ半分。
今回は、出来る限りオリジナルの良い状態を目指そうと思っています。大きなチューニングはしないつもりです(先立つものが無いとも言う)。何せ、フルヴィア50周年イベントの時にトリノで乗ったValerioのFulvia 3は、普通に良く走るクーペでしたからね。あの味を(って、うちのFSZのキャブはウェーバーですが....)。
サブフレームを降ろしました。
この年代のクルマは複雑な配線や配管が少ないので、やろうと思えばご覧の通り。何時ものごとく、フヂエン全面協力のもと、半日でミッション降ろしまで行きました。大変だったのは、ステアリング周り。フヂイ社長が難儀しながらリンクを外して分離成功。
クーラントを抜いてラジエターを取り外し(右ヘッドランプを外す必要有り)、スターター、アース、油圧センサー、水温センサーの配線を外し、アクセルリンケージ、チョークワイヤー、クラッチワイヤーを外し、キャブレターをインマニから外し、ブレーキキャリパーを外したら、準備完了。
6カ所のサブフレームマウントボルトを取り外し、ゆっくりボディーをリフトで持ち上げると....
そう簡単には降ろせません。サブフレームのフロントメンバーがボディーにヒット。悩んだ末に、フヂイ社長と私がそれぞれ左右のフロントパネルを引っ張り、ボディーを僅かにたわませている間に、ボディーを持ち上げる事でサブフレームが無事に降りてきました。
サブフレームは一部錆びていますが、意外にしっかりしていてホッとしました。ミッションケースはドロドロです。
十数年分の油汚れがヘドロ状態で山盛り。暖まるとクラッチジャダーが出ていたのは、どうやらこの油がクラッチディスクにも少し付いていたためと判明。ディスクはまだ十分残っており、前のオーナーが「交換してからイタリアにバカンスに行った」と言うのは、本当だったようです。
サブフレームのゴムブッシュの状態は良く、問題なさそう。でも、ミッションマウントのロアー側ブッシュが完全に腐っていました。さらに、アッパーマウントを固定するステーは折れており、この辺りが、急加速・減速時の異音や振動に繋がっていたのかも知れません。
エンジンを観察してみると、クランクケースには818.303の刻印が。でも、シリンダーには818.302の刻印(これは普通との情報有り)。丁度エンジンマウントの真上に 辺りには、得体の知れないシール剤が塗布されていました。これを取るとどうなっているのか、興味半分、怖さ半分。
今回は、出来る限りオリジナルの良い状態を目指そうと思っています。大きなチューニングはしないつもりです(先立つものが無いとも言う)。何せ、フルヴィア50周年イベントの時にトリノで乗ったValerioのFulvia 3は、普通に良く走るクーペでしたからね。あの味を(って、うちのFSZのキャブはウェーバーですが....)。
コメント
お約束だと思うのですが私もグザグザで穴が開いてました。
鉄板溶接し錆止めのジンクスプレーを内部散布しましたがどうなんだか。でもフレームおろしたならぜひ一度確認を
今後を楽しみにしています。
今のうちに色々とキレイにしちゃいましょうよ~メッキなら手伝うよ~
うちのは、とりあえず大丈夫ですよ。下回りのレストアが終わってるものを買ってきましたから。もちろん、多少の錆はありますが....
Pさんのように綺麗にはしませんが(笑)。多少は綺麗にしようと思っています。また、メッキの際には宜しくお願いします。
興味深く拝見させていただきました。
クラッチカバーが現代風ですね。
2'a Serie以降は普通のクラッチなんですね。
暖まるとジャダーが出るのはウチのもなので、同じ様にオイルでベタベタかも(~~;...やれやれ。