Lotus FE Concept M02T project その8
Lotus FE Concept M02Tプロジェクトとは
不注意から自損事故を起こし前後カウルが破損したロータス・エリーゼ。修理を始めたのですが、元来のクルマ馬鹿が出て、素敵な仲間に恵まれて、修理&モディファイに...。オリジナルデザインボディーのエリーゼが、構想から2年の歳月を経て誕生しました(フヂイエンヂニアリングとの共同プロジェクト)。
いよいよカラーリングです。このデザインにどの色が映えるのか、インターネット画像検索でイメージを膨らませ、最終候補を決めました。それは、アストンマーチンDB4に使われているブリティッシュレーシンググリーン。英国車と言えばブリティッシュグリーンと相場は決まっていますが、この流麗なボディーに合わせるなら、レーシーでソリッドなグリーンよりも、メタリック系の方が良いのではと思ったからです。
このイメージをFujiiとKentoに伝えると、Kentoがデザイン画に色を載せて描いてくれました。実車やカタログがない中での色決めには、この絵が役に立ちました。
DB4の濃いめのグリーンがこちら。いかにもブリティッシュなスポーツカーの雰囲気が出ています。
しかし、ルーフはこれまで通りのダブルバブル風カーボンハードトップ(フヂエンオリジナル)なので、DB4 Zagatoのシルバーがかったグリーンも捨てがたい。
K&Eの中では、DB4 Zagatoのグリーンで一致していたのですが.....
日の午後、いつものようにK&Eでフヂエンに立ち寄ると、「時間が有れば色決めをしませんか?」と誘われ、色決め開始。ここはEの意見が重要なので、二人揃っていないと色決めできなかったのです。
K&Eの中では、DB4 Zagatoのグリーンで一致していたのですが.....
日の午後、いつものようにK&Eでフヂエンに立ち寄ると、「時間が有れば色決めをしませんか?」と誘われ、色決め開始。ここはEの意見が重要なので、二人揃っていないと色決めできなかったのです。
すでにこちらのイメージは伝わっていますから、塗料メーカーのアストンマーチン・レーシンググリーンのデータを基に調合が開始されました。しかし、このデータはDB4ではなくもっと新しいモデルのものだったため、思ったよりも明るすぎる色合いに戸惑いました。
実際にサンプル板に噴いてもらって、実車に当てがうと、やっぱり明るすぎます。
「もう少し暗い方が」
ここからは、FujiiとBrunoの腕の見せ所。単にブラックを混ぜるだけでなく、幾つかの色を調合して、濃いめのグリーンメタリックに仕上がっていきました。
サフが入り、いよいよ本塗装へ |
今回、フヂエンにとっても初のカロッツェリア的作品なので、何処に出しても恥ずかしくないように、仕上げに拘ることに。そのため通常より中研ぎを増やし、仕上げの磨きも念入りに行う、ショーコンディション仕上げとなりました。
また、メタリック塗装のため、仮組みをして塗装、バラして磨きの繰り返し作業。
一塗り終えて磨きを待つカウル
最終イメージのためにテカリを出してみました |
つづく
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