我が家の建て直し(プランニング)
近所の大工さん、桜小川建築さんに建替えを相談することになって経緯は、前回のブログの通り。お願いする相手が決まれば、話は早いかと思えば、ココからが大変。
当然、小川さんの年間新築請負件数にはキャパがあり、1つの現場を仕上げてから次の現場へという具合(だと思う)。K&Eが相談に伺った時点で、数件の現場が順番待ち?のようでした。逆に考えると、打ち合わせの時間はタップリある訳ですが。。。
とりあえず、「全部盛り」で要望書を作って相談。小川さんの顔が見る見る曇る(笑)。まぁ、クルマ3台+オートバイ1台をガレージに入れて、居住部分も確保するとなると、敷地が広ければガレージ別棟ですが、スペース的に無理なので、1Fガレージ、2F以上で居住となる。十分な広さのガレージを作ろうと思えば、ビームの長さが相応になり、強度の問題から鉄筋RC造か、鉄骨木造。木造を売りにする大工さんに筋違いな相談。でも、「できません」とは言われない。「考えてみましょう」と。
しばらくして、簡単な図面と概算見積りが出来て、打ち合わせ。
一同絶句!
逆さになっても無理な金額。もう笑うしかない。提示した小川さんですら苦笑い。
素人の考えることは、こんなものです。現実に近づけるために、全部盛りから一部盛りに変更させつつ、施主としての勉強も開始(遅すぎる?)。いろいろ調べて、予算から逆算して木造基本で延べ床面積を決める。妥協できる点と盛りたい点を明確にしつつ、プランニングの連続。
Kの亡き父親は建築畑で飯を食っていました。小さい頃、自宅には製図板や製図用定規などが普通にあったこと、病に伏し死期が迫って来た時、夢中でベッドの上で自宅(兄の自宅)を設計する姿を見たりして、住宅設計図には何となく馴染みがあったので、素人なりに平面図を何枚も書き、スチレンフォーム板で模型を作って。。。
時期を同じくして、ネット上の間取りアプリの存在を知って、使い始めると、なかなか便利。いろいろなパターンで間取りを作ると、平面図をPDFで出力できる。これを小川さんに見せて、構造的に可能なのか、概算はどうなるのかを打ち合わせ。
小川さんからも現実味のある提案を受けましたが、自分たちのイメージとは違う。予算に近づけて自分たちのイメージも修正しつつ、
わからない点を相談すると、手書きで説明してくれたり、手書きの図面で代替案を出してくれたり。。。
結局、K&Eのガレージハウスは
- インナーガレージはクルマ1台+オートバイ1台/天候に左右されず整備可能、整備しないときはショールーム風に
- 日当たりの良い寝室
- 広いLDK+小上がり和室
- ロフト
- クルマ2台分のカーポート
- 高断熱、高気密のZEH
いつの間にか、「K&Eには図面提案しても意味ない」と悟った小川さんにも優しく見守られ、ラフ図面は全て自分たちで書いて提案。最終的なラフ図面が出来上がるまでに、最初の打ち合わせから1年。地形と宅地面積から、やっぱり土地に対しては既存家屋と似たような配置に。日当たり、近所との位置関係、道路からのアクセスなどを考えれば、必然的に似た配置に。建直しなのに、あまり変わらない。まぁ、既存もそれなりに練られたものだったということでしょう。
落としどころを決めても、やはり当初予算には収まらなさそう。コロナ禍とウクライナ・ロシア情勢の影響もあって、ウッドショックだけでなく、様々な部材の価格も高騰。さぁ、どうなる? 本当に建てられるのか???
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