Secilia Racing Service

Secilia Racing Service (SRS)にお邪魔してきました。ことの始まりは、キャブセッティングの悩みを綴っていたところに頂いたコメントです。デブでも早いんださんことHさんのファクトリーへ、図々しくもお邪魔したと言う次第です。

住宅街にある秘密基地のようなガレージ

濃いのは何となく分かっていも、どの程度濃いのか、じゃぁ、どうすれば良いのかなかなか出口は見えません。こんなときは、計測器で測ってデータを出すのが 一番。数値はウソを言いませんから(とはHさんのお言葉)。確かに、私も科学者?の端くれ、データがどれぐらい説得力を持っているかは、嫌と言う程、身に しみています。

アイドリングの排ガスを嗅いだHさん、「うん、濃いですね。11.0:1ぐらいじゃないかな」
早速、優れた秘密兵器登場!

その素晴らしい測定機器はコチラ。ラムダセンサーです。マフラー出口にプローブを突っ込んで....

出ました! 10.9から11.1ぐらいをふらふらと。スゴ過ぎます、Hさんの見立て。

「じゃぁ、上が調子良いと言う事なので、アイドリングだけ合わせましょう。ボンネットを開けて...」

アイドルアジャストスクリューを1.5回転開けで測定してみると、希薄燃焼。18.0とか20.0なんて数値が。

「ここからは1/16から1/8ずつ開けて行きます」

すると、直ぐに数値が下がり始め13.0に。重かった排気音は軽くなり、排ガスもあまり臭くなく、アイドル回転数も僅かに上昇。素晴らしい....

覚え書き(教えて頂いた事など)
・人間の感覚はいい加減
・アイドルアジャストスクリューは締め込んだところから正確に各気筒同じ量開ける
・極僅かに開け閉めするだけで、大幅に空燃比は動く
・エマルジョンはF11を基本で問題無し
・高回転の燃調はエアジェットが決めて(5番刻みのメインジェットの中間が狙える)
・プラグは十分掃除して、ネジ面には僅かに油分を(パーツクリーナー掛けたまま取付けるとアルミが負けて切り粉発生する事があるため)
・バランスは1-4番または2-3番で取る(4気筒とも同じに拘らない)
・ノーマルエンジンならノーマルセッティングが一番

帰り道では、クルマが軽くなっていました(笑)。
でも、エンブレでのバックファイヤーがウルサイ。これはいろいろ原因があるそうですので、またボチボチやって行きます(もうちょっと涼しくなって来たら....)

Hさんの356レーサーは、めちゃくちゃ良い音していました。もちろん、アイドリングはぴたっと決まって....
一見356なのに実は....
こう言うさり気なさ、好きです。コダワリがスゴい!

楽しいSRS初訪問でした! (また、お願いします)

コメント

みじぇきち さんのコメント…
ああ、禁断の扉を開けてしまいましたね。
Boss、実は悪魔ですから(笑)
おかんの頭の頭 さんのコメント…
お互いSRSさんで、キャブセットは濃い目がお好きなんですね(笑)
使い出して偉そう言うわけでもありませんが、旦那空燃比計オススメッス!
私の購入したので単車も車も両方いけます、ブログのように排気口でテスターもOKみたいですし(COとかHCとか数値は出ませんが)、サクッといちゃいましょーよ

なんか楽しいです♪
KEI さんの投稿…
みじぇきちさん、えっ、悪魔ですか。禁断だったのですね....

ってことで? 先輩、宜しくお願いします(笑)。
KEI さんの投稿…
お頭、
まぁ、何と言うか、似た事やっていますね(笑)。
データ見せられるまで、アイドルスクリューにあんなに鋭敏に空燃比が変化するとは思いませんでした。もちろん、上の方の「調子良い」も当てにならない人間センサーですから、前向きに導入を考えます!
AR-holic さんのコメント…
H氏・・ホントにスゴイ方です。最近お目にかかっておりませんが相変わらずスゴイです。
KEI さんの投稿…
このコメントは投稿者によって削除されました。
KEI さんの投稿…
AR-holicさん、お久しぶりです。

ホント、私のような者にも親切にいろいろご教授頂ける懐の広さもスゴイです。

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