ステムベアリング(750RS)

先日、ステムベアリングのグリスアップをして、取り回しが一段と軽くなったのですが、不具合が。。。

それは、使ったグリスが緩すぎたこと。フリクションロスが少ないことで巷で人気のベルハンマーのグリスでグリスアップしたのですが、こちらは公称ちょう度2号となっていますが、かなり緩め。たとえて言うなら、緩いゼリーかマヨネーズ程度。だからこそ、フリクションロスが少ないのかなと思いますが、750RSにちょっと緩すぎたようです。はじめは問題なかったのですが、路面の凹凸や段差で、ステム付近から「コツン」と音が出るようになってきました。もちろん、ステムのフックナットを締め上げれば音は止まるのですが。

750RSのステムベアリングは金属球をレースで挟み込んだタイプ。まぁ、50年前の設計ですから、精度は微妙。僅かな遊びは固いグリスが緩衝材となっていると思います。前回のOHでは普通のリチウムグリスを使用(ちょう度2号?)。まぁまぁ良い感じでしたので、普通の固さのグリスに戻すことに。

入手したのは、この界隈で定評のあるWako’sのマルチパーパスグリス。手に取った感じが、「うん、コレコレ」です。ボールをレースに並べるのもしっかりしていますし、フックナットを締めていった時のフックレンチに掛かる力加減が、「あぁ、こんな感じだったなぁ」と。

何度かナットを締め緩めして、いい塩梅で軽くきゅっと締めて完了。

数か月に2回も同じ作業すれば、要領は得ているので、サクサク進みましたが、タイヤの付いたフロントアクスルを付ける段階で、ビビりました。パンタジャッキがズレて。。。

幸い、何事も起きなかったので、パンタジャッキを修正して組み上げ完了。

作業中にガソリン臭さを感じ、探ってみると、キャブドレインからガソリン滲み。ドレインのOリングがひび割れたかな? 右フロントブレーキキャリパーからのフルード滲みも止まり切っていない。一難去ってまた一難(笑)。

そう言えば、在庫パーツ持っていたっけと探してみると、ブレーキキャリパーシールはリプロが買い置きしてありました。キャブレターの方は、いくつかOリングのストックがあれどもドレインは無いので、入手せねばなりません。また、モノタロウかな(笑)

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