実験追い込み

結局今のところ第一著者となる論文は出ていません。2年間の留学で何とか一報書ければと思っているのですが、思うようにデータが出ません。共同研究者との擦り合わせもあるので、どうやらベルギーにいる間に投稿は無理っぽい。けど、キッチリやるべきことをやってデータをまとめておかないと、また共著論文になってしまいます。と言う訳で、実験追い込み!

やっとノックアウトマウスも順調に繁殖しているので、実験が少し軌道に乗ってきました。でも、一人で出来ることは限られています。う〜ん、専属テクニシャンが入ればねぇ。でも、決め手の実験は任せられないし...
やっぱり自分でやった方が納得がいくし、西洋人と日本人の考え方の違いがデータの仕上げ方に影響していると思う。

例えば、バッファー。肝になる実験の場合は、バッファーもキッチリ調整します。が、Dirkなんか、「バッファーでしょ」ってMilli Q水は使わずにタップから出る簡易精製水を使っているし(たしかにバッファーだからそうなんですが...)。薬匙も白衣やペーパータオルで拭いて使い回しですから(笑)。

それでも彼らもちゃんとした再現性のあるデータを出すから不思議なんだけど。

細胞培養も、日本の常識では絶対コンタミすると言うような操作をしてもこちらでは大丈夫だし、所変われば何とやら。

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