至適トランスミッションオイルは見つかるのか

先日RedlineのMT-90に交換したばかりですが、どうも気に入らない点があります。冷えている時のギアの入りは良いのですが、暖まるとイマイチ。

これまでの変遷は
1. シングル90番相当:冷間時はシフト不能、2, 3速に入らない事多々
2. AC Delco 80W-90 GL-4+モリブデン系添加剤:冷間時シフト困難、温間時ほどほど
3. Redline MT-90 75W-90 GL-4:冷間時OK、温間時:稀にシフト困難、特に1速

勿論、新品ギア、新品シンクロリングの当たりの問題もありますが....

この現状を呟いていたら、Sさんが、「Lubrossさんに相談してみれば? 粘度調整などいろいろ対応してもらえるよ」と。

ダメ元でLubrossの永野さんに連絡をしてみました。現状を説明して、こちらの要望を伝えると、「やってみましょう」との返事。現状よりも良くなる可能性があるなら賭けてみようとお願いしてみました。

暫くしてLubrossさんから送られて来たのは、フルシンセの75W-90をベースに永野さんなりのアイデアを加えたもの。早速交換する事に(今回はDIYです)。


少しジャッキアップしてタイヤ下に板を入れて底上げをして、トランスミッションオイルを排出。約600km走ったMT-90は、先のモリブデン系添加剤の残りが混じったので少し色が付いているものの、勿論綺麗な状態。真鍮のギラギラも殆どなく良い感じです。


それでも、何度かギア鳴きした結果がドレンンプラグに付いた鉄粉。


新しいトランスミッションオイルは、何時ものように簡易ロートで注入して、レベルゲージで確認するだけ。


本来ドラインプラグは紙ガスケットを噛ませて締めるのですが、プラグのネジサイズが21mmと大きく、合うガスケットが無いので、銅ワッシャーで代用していました。しかし、これがオイル漏れの原因になっていたので、今回は、配管用のノンアスベストガスケットを加工して使ってみました(内径20mm、外径22mmなので、内径を1mm広げれば使えます)。結果、今のところ良い感じです。

話が逸れましたが、本題のシフトフィーリングは....

今のところ、近所をテストドライブしただけなので、熱が入った温間時のインプレッションはまだですが、悪くない感じです。走り始めの冷間時は、1速へは問題無く入るものの2速へシフトアップで入らなかったり無理するとギア鳴きします。しかしそれはホントに走り初めだけで、2〜4kmぐらい走行すると問題無く入るようになります。全体的にMT-90より固い感じで、しっかりギアが入ると言う感じ。シフトレバーが長い昔のクルマにも関わらず、カチッとしたシフトフィーリングで安心感があります。もちろん、若干固めな感じなので、ゆっくり丁寧にシフトしてあげる必要はあるようですが。

取りあえず、悪くない感じなので、これで四国巡礼をして、温間時のフィーリングも確かめてこようと思っています。

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