喋れない日本人

Eがブログに書いていたように、久々の海外出張に行っていました。EASD、ヨーロッパ糖尿病学会がイタリア・ローマで開催され、それに参加してきたのです。そのついでに?、ベルギーの恩師のところに寄って、ミーティングも....

いつも欧州へ出掛けて思うことは、「喋れない日本人」。もちろん、予習したことはバッチリ?なのですが(半分程度?)、アドリブが利かない。確かに英語がダメダメな点はあるのですが、それ以上に。大体、欧州人にとってイギリス以外は英語なんて母国語じゃないですしね(オリジナルは共通だから日本語よりは共通性はあり)。

一番、キツいのは、いわゆるアフター・ファイブです。ミーティングも終えて、「さぁ、カフェで一杯」とか「ディナーに行こう」となるのは自然の成り行き。ここで押し黙ってしまうのが日本人。彼らはと言えば、「今日のあの発表はこうだった」とか「うちのボスは...」とか「学会会場へのアクセスが悪すぎる」とか、あーだ、こーだ他愛も無い話を延々と続けます。この能力が明らかにプレゼンテーション能力にも反映していると思うのは私だけではないはず。

まぁ、たまには「うるさいなぁ」と思うこともあるのですが....

これに輪をかけているのがイタリア人(笑)。やっぱりラテン系は凄いです。今回の出張では、ローマっ子のGinoさんと何度か街に繰り出しました。当然、Ginoさんは流暢なイタリア語でペラペラと。日本語もかなり堪能で(かつて早稲田大学でイタリア語を教えていたそうですから当たり前)。

美味しいと言われるとあるレストランに入ったとき、メニューを開く私とは別に、Ginoさんいきなり隣の地元民らしきお客さんと会話を始めました。当然、見知らぬ他人。「それ、美味しそうだね。何?」、「ここのオススメは?」と。全く以前からの友人のように。で、受け答える相手も、全く普通に(笑)。

そう言えば、電車の中でも、たまたま乗り合わせた人たちがワイワイ、ガヤガヤ。学会会場でもワイワイ、ガヤガヤ。

少しは日本人も見習うべきだろうなぁ。

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