冬休みの工作
Weberキャブに交換した時に、燃料ポンプは電磁化しました(u-shin製)。しかし、気になることが....
スポルトの場合、燃料ポンプの取り付け場所はエンジンルームにするのがスペースの問題からも妥当なのでタンク側ではなくエンジン側で引く形になっています。先日、信号待ちの時に聞こえて来た電磁ポンプのうなり音、空打ちかと思っていたのですが、いろいろ調べてみると「燃圧」と関係があるようで...
旧車オーナー御用達の三つ葉の場合は、0.3kg/cm2で止まるようなのですが、NISMOは0.45kg/cm2設定で、圧が掛かっても止まりません。ダイヤフラムの構造上、0.45が1kg/cm2とかには成らないはずですが、止まらないのでポンプに負荷が掛かかります。そのために「うなり」音が出ているのではないかと推測(ホント?)。
また最近、キャブのトップカバー付近からのガソリン滲みが見られることからも、少し燃圧が高いのでは無いかと思ったのです。
ならば圧を逃がせば良いわけで....
ちょうどフルヴィアは純正ガソリンラインが2本あり、8mmが送りで5mmが戻り。電磁ポンプに切り替えた際に5mmの戻りはメクラ蓋で止めてあるのでこれを利用しようと思ったのです。
つまり、
「タンク→8mmライン→ポンプ→キャブ」
を
「タンク→8mmライン→ポンプ→キャブ→5mmライン→(コック)→タンク」
に変更しようと言うわけ。燃圧はコック(またはチューブクランプで締め付け)で調節してガソリンを循環させ、余計な圧を逃がしつつ、ガソリンも冷やしてしまおうと言う作戦。
それには、キャブに繋がるL字のフュエルユニオンをT字変更する必要があります。でも、ウェーバー用T字ユニオンでは接続ホースが8mmになってしまうことと全長が長過ぎるので却下。となれば作るしかありません(笑)。
そこで、以前からやってみたかったロウ付にチャレンジ。
でも、ハンダ付しかやったことの無い私にはロウ付はなかなか難しいようで、取りあえず会社の同僚のK君に聞いてみる。
私:「真鍮をロウ付したいのだけど、出来る?」
K君:「真鍮なら簡単っすよ、たぶん大丈夫です」
よ〜し、これで最悪出来なかったらK君に頼めば済む(笑)。
ネットで探ってみると、下地をちゃんと出してフラックスを使えば銀ロウなら出来そうと思えて来た(単純なヤツです)。直ぐにホームセンターで銀ロウ、フラックス、バーナーを購入して準備万端???
取りあえず、練習とばかりにステンレスの板を2枚くっつけてみる。ヤスリを当てて、フラックスを塗って、火あぶりの刑。フラックスはアッと言う間に沸騰して、黒っぽくなり、何時銀ロウを指して良いのやら....
更に熱すると、ステンレスの板は真っ赤。さすがに良いだろうと銀ロウを「チョン」と刺す。が、玉になるだけで流れる様子はありません。
それでも接続したステンレス板はペンチで引っ張っても剥がれない程。付くには付いたけど....
実際にはガソリンラインだけに、漏れは許されません。圧も掛かるからちゃんとロウが流れてくれないと。
兎に角、保険は確保してあるので、チャレンジ!
L字ユニオンに750RSの廃インシュレーターから取り出した5mmの真鍮パイプを接続(廃品利用です)。ユニオンのパイプ径に合わせてRを削り、針金で仮固定してロウ付。
やっぱり銀ロウを刺すタイミングが分からない。まぁ、何とかなるさとやってみると、銀ロウは初め玉になり、更に炙り続けると広がったのですが....
熱に負けて針金が変形して真鍮パイプはあらぬ方向を向いてしまいました。しょうがないのでバーナで炙ってパイプを外して、1回目のチャレンジは失敗に。
焦げたフラックスや広がった銀ロウを酸とヤスリで落として、本日再チャレンジ!
前回の教訓を生かして?、今回は太めのステンレス針金を使用。フラックスは少し多めに塗って、銀ロウは置きロウにしました。これなら母材が熱せられ、ロウの融点に達すれば勝手に溶けるので、後は上手く流れるようにバーナーを調節すれば良いハズ。その読み通り、今回はパイプの全周に銀ロウが回りました。
フラックスのカスを洗い流し、磨きを掛ければ、この通り。何とか形になりました。
圧搾空気で3kg/cm2まで加圧しても漏れ無し。最後の仕上げに1.5mmのドリルで貫通させて変形T字ユニオンの完成です。
これで、ポンプのうなりが解消されればOKですが、どうなることやら.....
スポルトの場合、燃料ポンプの取り付け場所はエンジンルームにするのがスペースの問題からも妥当なのでタンク側ではなくエンジン側で引く形になっています。先日、信号待ちの時に聞こえて来た電磁ポンプのうなり音、空打ちかと思っていたのですが、いろいろ調べてみると「燃圧」と関係があるようで...
旧車オーナー御用達の三つ葉の場合は、0.3kg/cm2で止まるようなのですが、NISMOは0.45kg/cm2設定で、圧が掛かっても止まりません。ダイヤフラムの構造上、0.45が1kg/cm2とかには成らないはずですが、止まらないのでポンプに負荷が掛かかります。そのために「うなり」音が出ているのではないかと推測(ホント?)。
また最近、キャブのトップカバー付近からのガソリン滲みが見られることからも、少し燃圧が高いのでは無いかと思ったのです。
ならば圧を逃がせば良いわけで....
ちょうどフルヴィアは純正ガソリンラインが2本あり、8mmが送りで5mmが戻り。電磁ポンプに切り替えた際に5mmの戻りはメクラ蓋で止めてあるのでこれを利用しようと思ったのです。
つまり、
「タンク→8mmライン→ポンプ→キャブ」
を
「タンク→8mmライン→ポンプ→キャブ→5mmライン→(コック)→タンク」
に変更しようと言うわけ。燃圧はコック(またはチューブクランプで締め付け)で調節してガソリンを循環させ、余計な圧を逃がしつつ、ガソリンも冷やしてしまおうと言う作戦。
それには、キャブに繋がるL字のフュエルユニオンをT字変更する必要があります。でも、ウェーバー用T字ユニオンでは接続ホースが8mmになってしまうことと全長が長過ぎるので却下。となれば作るしかありません(笑)。
そこで、以前からやってみたかったロウ付にチャレンジ。
でも、ハンダ付しかやったことの無い私にはロウ付はなかなか難しいようで、取りあえず会社の同僚のK君に聞いてみる。
私:「真鍮をロウ付したいのだけど、出来る?」
K君:「真鍮なら簡単っすよ、たぶん大丈夫です」
よ〜し、これで最悪出来なかったらK君に頼めば済む(笑)。
ネットで探ってみると、下地をちゃんと出してフラックスを使えば銀ロウなら出来そうと思えて来た(単純なヤツです)。直ぐにホームセンターで銀ロウ、フラックス、バーナーを購入して準備万端???
取りあえず、練習とばかりにステンレスの板を2枚くっつけてみる。ヤスリを当てて、フラックスを塗って、火あぶりの刑。フラックスはアッと言う間に沸騰して、黒っぽくなり、何時銀ロウを指して良いのやら....
更に熱すると、ステンレスの板は真っ赤。さすがに良いだろうと銀ロウを「チョン」と刺す。が、玉になるだけで流れる様子はありません。
それでも接続したステンレス板はペンチで引っ張っても剥がれない程。付くには付いたけど....
実際にはガソリンラインだけに、漏れは許されません。圧も掛かるからちゃんとロウが流れてくれないと。
兎に角、保険は確保してあるので、チャレンジ!
L字ユニオンに750RSの廃インシュレーターから取り出した5mmの真鍮パイプを接続(廃品利用です)。ユニオンのパイプ径に合わせてRを削り、針金で仮固定してロウ付。
やっぱり銀ロウを刺すタイミングが分からない。まぁ、何とかなるさとやってみると、銀ロウは初め玉になり、更に炙り続けると広がったのですが....
熱に負けて針金が変形して真鍮パイプはあらぬ方向を向いてしまいました。しょうがないのでバーナで炙ってパイプを外して、1回目のチャレンジは失敗に。
焦げたフラックスや広がった銀ロウを酸とヤスリで落として、本日再チャレンジ!
前回の教訓を生かして?、今回は太めのステンレス針金を使用。フラックスは少し多めに塗って、銀ロウは置きロウにしました。これなら母材が熱せられ、ロウの融点に達すれば勝手に溶けるので、後は上手く流れるようにバーナーを調節すれば良いハズ。その読み通り、今回はパイプの全周に銀ロウが回りました。
フラックスのカスを洗い流し、磨きを掛ければ、この通り。何とか形になりました。
圧搾空気で3kg/cm2まで加圧しても漏れ無し。最後の仕上げに1.5mmのドリルで貫通させて変形T字ユニオンの完成です。
これで、ポンプのうなりが解消されればOKですが、どうなることやら.....
コメント
eri
って、映画あったよね!?!?
確か、サンドラ・ブロックが、、、
てか、全然関係ないよね、、、