第29回ミルキーウェイ・ブルーアイランド・ラリー2011(2日目)
事務局からは「瀬戸内ルートのミルキーウェイは雨に降られることがあります」と、またはげチャビン画伯からは、「晴れても風が強く肌寒い事があります」と事前に伺ったのですが、1日目の晴れに続き、曇天ながらも雨の降る気配無し。2日目は表彰式があるので、雨だけは避けたいところ。幸先良し。
2日目のルートブックを貰い、確認してみると、タイム計測とスペシャルステージ(SS)。このSSが曲者です。昨年も2日目のSSに泣いて、1日目4位から総合22位へ転落しました。今年のSSは、10kmの道程を1967年式チンク(排気量650cc)が何秒で試走したかを当てるもの。タイムをどう読むかが、勝敗の分かれ目です。
夜露を拭き取り、エアジェットを番手を換えて少し濃いめにキャブセッティングをし直し、スタート。まぁ、これなら大丈夫かな?
スタート直前に兵頭さんから耳打ちが...
「1日目3位でした」
「よっしゃ〜!」 入賞見えて来た?
スタートして、他のエントラント車両とコンボイで高知県へ紅葉を見に。タイム計測とSSは県境の山間です。っと言う事は、チンクはどんなスピードで走るんだろう? SSさえ、大外ししなければ、入賞は固いかな? なんて暢気に考えながらのドライブ(だからダメなんですが)。
SSが始まる箇所は、結構山間で、登りもソコソコ、カーブもソコソコ。SS途中で設けられたタイム計測は50km/h指定なので、チンクの気分になって50km/h前後で走行。ところが、暫く進むと、悪夢が.....
名阪国道と同じだ!
あれれ、エンジンが吹けなくなって来て...
あかん、ヤバい。
ブス、ブス、ブスッとエンジンがストール。しかもエンジンが息絶えたのは、トンネルの中。どうする....
調子が悪くなって来た段階で、ハザードを点けて後続車に注意喚起。直ぐ後ろを走っていた、瀬尾さん(510ブルーバードバン)がトンネルを抜けたところで停車してくれ、駆け寄って来てくれました。開口一番、「トンネル内は危ないから押します!」
何と心強い言葉。同じエントラントですが、口を聞いたのはこの時が初めて。半ば見ず知らずのK&Eに、SS中でありながら停車して助けの手を伸ばしてくれるなんて....
とは言え、トンネル内も緩やかな上り坂。いくら大工さんの瀬尾さんでもトンネル外まで押せるとは思えません。ほとんど、パニックっていましたが、原因は燃調が薄い事なので、ひょっとしてチョークを引きながらなら走れるのでは?と閃き、チョークレバーを引きながら「エンジン掛かれ!」と祈ると....
掛かりました。エンジンが。でも、チョークを戻すと直ぐに止まりそうになるので、レバーを引きつつギアをローに入れて、ノロノロとトンネルを脱出。
瀬尾さんには、「何とかなりますから」とお礼を言って見送り、路肩のスペースを見つけて停車(エンスト)。
入賞はおろか、完走も無理かも。今回のミルキーウェイは終わった〜。
Eは機転を利かせて、停車時間を計り始めました。何とか走れる状態に持って行けば、完走さえすれば、ひょっとして?ってこともあるので、気を取り直してキャブ調整。兎に角、濃いめに持って行けば恐らく走り切れると踏んで、空燃比10:1ぐらいにセットすると、チョーク無しでエンジンが掛かり、行けそうな雰囲気。
停車時間15分程でラリーに復帰しましたが、まだまだ油断はできません。幸い調子は悪いものの法定速度範囲内では問題なく加速するし、速度維持もできるので、タイム計測を再開。
折り返し地点の道の駅「木の香」では、Fさん&Kさんコンビがぶーちゃんさんと一緒に心配して待っていてくれました。本当に、ミルキーウェイの仲間に感謝です。
今度また何処で止まるかも分からないので、休憩もそこそこにゴールを目指しました。
その後は、エンジンが重く(明らかに濃過ぎ)調子が悪いものの、エンストする事無く、何とかゴール!
いつもの様にスタッフの旗に迎えられて、タオル美術館の駐車場へ。
無事完走したとは言え、K&Eの動揺は消えず、Eは補正計算もままならず。私は、どうやって自宅まで帰るかで頭は一杯。取りあえず、解答用紙を制限時間内に提出して、運を天に任せて....
恒例のオークション、今年のラリーのテーマ「復興 東北ルネッサンス!」に因んでチャリティーオークション。売り上げは全て東北へ寄付。なので、司会の小林さんはいつもより頑張っていました。そして、成績発表! 結果はこの通り。今年も入賞ならず。つまるところ、来年もリベンジせよとの天の声!
優勝される方にはやはり天使が微笑んでいるんでしょうねぇ。何時かはポディウムの上に立ちたいなぁ....(その前に、フルヴィア・スポルトの調整をしなきゃ)
夕暮れの瀬戸内島々に来年の健闘を誓って、帰路に付きました。
帰りの車内では、空燃比を気にする私と、SSのタイム読み違えを悔やむEで、独特の雰囲気に。ここでも、「何かの時に心強いでしょう」からとFさん&Kさんコンビがフルヴィア・クーペで並走を。持つべきものは、良き友です。一緒に尾道で尾道ラーメンに舌鼓を打って、残り400kmあまりの鋭気を養い、山陽道→名神→新名神→東名阪と高速道路を乗り継いで帰りました。
スタッフの皆さん、エントラントの皆さん、また来年楽しみましょう!
来年は、車両を完璧にして参加する事がまず第一かな....
2日目のルートブックを貰い、確認してみると、タイム計測とスペシャルステージ(SS)。このSSが曲者です。昨年も2日目のSSに泣いて、1日目4位から総合22位へ転落しました。今年のSSは、10kmの道程を1967年式チンク(排気量650cc)が何秒で試走したかを当てるもの。タイムをどう読むかが、勝敗の分かれ目です。
夜露を拭き取り、エアジェットを番手を換えて少し濃いめにキャブセッティングをし直し、スタート。まぁ、これなら大丈夫かな?
スタート直前に兵頭さんから耳打ちが...
「1日目3位でした」
「よっしゃ〜!」 入賞見えて来た?
スタートして、他のエントラント車両とコンボイで高知県へ紅葉を見に。タイム計測とSSは県境の山間です。っと言う事は、チンクはどんなスピードで走るんだろう? SSさえ、大外ししなければ、入賞は固いかな? なんて暢気に考えながらのドライブ(だからダメなんですが)。
SSが始まる箇所は、結構山間で、登りもソコソコ、カーブもソコソコ。SS途中で設けられたタイム計測は50km/h指定なので、チンクの気分になって50km/h前後で走行。ところが、暫く進むと、悪夢が.....
名阪国道と同じだ!
あれれ、エンジンが吹けなくなって来て...
あかん、ヤバい。
ブス、ブス、ブスッとエンジンがストール。しかもエンジンが息絶えたのは、トンネルの中。どうする....
調子が悪くなって来た段階で、ハザードを点けて後続車に注意喚起。直ぐ後ろを走っていた、瀬尾さん(510ブルーバードバン)がトンネルを抜けたところで停車してくれ、駆け寄って来てくれました。開口一番、「トンネル内は危ないから押します!」
何と心強い言葉。同じエントラントですが、口を聞いたのはこの時が初めて。半ば見ず知らずのK&Eに、SS中でありながら停車して助けの手を伸ばしてくれるなんて....
とは言え、トンネル内も緩やかな上り坂。いくら大工さんの瀬尾さんでもトンネル外まで押せるとは思えません。ほとんど、パニックっていましたが、原因は燃調が薄い事なので、ひょっとしてチョークを引きながらなら走れるのでは?と閃き、チョークレバーを引きながら「エンジン掛かれ!」と祈ると....
掛かりました。エンジンが。でも、チョークを戻すと直ぐに止まりそうになるので、レバーを引きつつギアをローに入れて、ノロノロとトンネルを脱出。
瀬尾さんには、「何とかなりますから」とお礼を言って見送り、路肩のスペースを見つけて停車(エンスト)。
入賞はおろか、完走も無理かも。今回のミルキーウェイは終わった〜。
Eは機転を利かせて、停車時間を計り始めました。何とか走れる状態に持って行けば、完走さえすれば、ひょっとして?ってこともあるので、気を取り直してキャブ調整。兎に角、濃いめに持って行けば恐らく走り切れると踏んで、空燃比10:1ぐらいにセットすると、チョーク無しでエンジンが掛かり、行けそうな雰囲気。
停車時間15分程でラリーに復帰しましたが、まだまだ油断はできません。幸い調子は悪いものの法定速度範囲内では問題なく加速するし、速度維持もできるので、タイム計測を再開。
折り返し地点の道の駅「木の香」では、Fさん&Kさんコンビがぶーちゃんさんと一緒に心配して待っていてくれました。本当に、ミルキーウェイの仲間に感謝です。
今度また何処で止まるかも分からないので、休憩もそこそこにゴールを目指しました。
その後は、エンジンが重く(明らかに濃過ぎ)調子が悪いものの、エンストする事無く、何とかゴール!
いつもの様にスタッフの旗に迎えられて、タオル美術館の駐車場へ。
無事完走したとは言え、K&Eの動揺は消えず、Eは補正計算もままならず。私は、どうやって自宅まで帰るかで頭は一杯。取りあえず、解答用紙を制限時間内に提出して、運を天に任せて....
恒例のオークション、今年のラリーのテーマ「復興 東北ルネッサンス!」に因んでチャリティーオークション。売り上げは全て東北へ寄付。なので、司会の小林さんはいつもより頑張っていました。そして、成績発表! 結果はこの通り。今年も入賞ならず。つまるところ、来年もリベンジせよとの天の声!
優勝される方にはやはり天使が微笑んでいるんでしょうねぇ。何時かはポディウムの上に立ちたいなぁ....(その前に、フルヴィア・スポルトの調整をしなきゃ)
夕暮れの瀬戸内島々に来年の健闘を誓って、帰路に付きました。
帰りの車内では、空燃比を気にする私と、SSのタイム読み違えを悔やむEで、独特の雰囲気に。ここでも、「何かの時に心強いでしょう」からとFさん&Kさんコンビがフルヴィア・クーペで並走を。持つべきものは、良き友です。一緒に尾道で尾道ラーメンに舌鼓を打って、残り400kmあまりの鋭気を養い、山陽道→名神→新名神→東名阪と高速道路を乗り継いで帰りました。
スタッフの皆さん、エントラントの皆さん、また来年楽しみましょう!
来年は、車両を完璧にして参加する事がまず第一かな....
コメント
とにかく何とか帰宅出来て良かったです。持つべきものはフルヴィアの友でしたね。
来年こそリベンジを。来年も負けませんよ!(笑)
やっぱり、もう少しスタッフ皆さまの素行を探っておかないと...と思う今日この頃。内偵、送り込みますか(笑)。