Spring vacation Day 3 (Rosso Corsa Italia探訪)

そんなこんなで、やっとドイツ脱出、イタリア入国!

ミュンヘンからジェノバへは、Air Dolomitiによるフライト(またまた、コードシェア)。機体はボンバルディア。天候のせいか、ジェノバ着陸直前にはメチャクチャ揺れました。はい、まるでジェットコースター。それでも乗客はあまり動じていないので、いつものことなのか?


小さなジェノバ空港なので、直ぐに荷物をピックアップして、Europcarでレンタカーを借り出しました(うん、順調)。借りたのはパンダ4X4。


いつものように、エコノミーな小型車を選んだら、コレになったと言うわけ。しかし、絶対イプシロンには当たらないなぁ。

ヨーロッパ地図の入ったGarmin nuviを持ってきたので、早速繋いで、行先を入力。

???

あれ、どうしたんだろう? 地図は出るのだけど、検索ができない。う~ん、困ったぞ。

というわけで、Google Mapに変更。24時間定額で接続して、、、
メチャクチャ簡単じゃん。しかも、渋滞情報も入ってくるし(今回の旅はコレにお世話になりました)。

なぜ、ジェノバに飛んだのか?
それは、もちろん、今回の旅の目的地がチンクエ・テッレであることもですが、ジェノバと言えばItalo。FSZのオーバーホールなどのパーツ入手で世話になったItaloのショップ、Rosso Corsa Italiaに寄らないわけにはいかないでしょ。

事前にFBのMessengerで連絡を取り合って、「寄るよ」と。

海岸沿いの空港から少し内陸へ向かっていくと、


昨年の夏に崩落したA10モランディ橋の一部が。
復旧作業を行っているようでした。。。

Google Mapのナビゲーターに従って、ロータリーの出口も間違えることなく目的地付近に。ところが、カーナビあるあるで、そこからItaloのファクトリーショップが見つからない。付近にあるのは、古びた6階建ての大きなビルと、平屋の工場っぽい建物。う~ん、弱ったぞ。

困ったときは、手当たり次第に道行く人々に聞く!(笑)
「Vorrei visitare a Rosso Corsa Italia, ma.... Parlo Inglese?」

幸い、英語を話してくれるあるファクトリーの若いスタッフが、
「住所はそこだから、そのビルで誰かに聞いてみて」と。

ビルまで戻ると、ちょうど大型トラックが荷物の出し入れをしていたので、またもや聞く。今度は英語NGだったので、つたないイタリア語で。

どうやら、運転手曰く
「Rosso Corsa Italiaは知らないけど、住所はここで間違いない。3階とか4階にいろんなショップが入っているから、エレベーターで上がって尋ねてみれば?」

通りかがった、ビル内のある事務所で働く女性を捕まえて、エレベーターへの外扉を開けてもらい、薄汚れたエレベーターでとりあえず4階へ。出てみると、確かに事務所が何軒か入っている。人気が見えたので、そちらに行くと、そこは配送業者さんのようで、また、聞く。すると、どうやら、「もう1階か2階下だと思うけど、分からない。でも、下の通りを山の方へ行くとアルファロメオのカーショップがあるから、そこで聞けばランチアのこともわかるよ」と。

イタリア人の皆さん、本当に優しいけど、結局、的確な情報が得られず。。。。

探し始めて20分ぐらいたっただろうか?
これまでの情報を整理すると、

  • 住所は合っている
  • ビル自体が何社も入っている集合オフィス・工場?
  • 2階か3階ではないか
というわけで、レンタカーでずんずんビルの中へ突き進んでみると眼前にカーベキューされたフルヴィアのフロントが飛び込んできた。間違いない、ココがRosso Corsa Italiaだ。

オリジナル・コンディションのFulvia 

Fanaloneと1600HF


整然と並んだ工具
「Ciao」と訪れると、Italoが作業の手を止めて出てきてくれた。
現在は、オリジナルなFulvia S3、ラリー用のFanalone、1600HFが2台(1台は塗装ブースに入っていた)をプロジェクトとして進めていて、忙しそう。ずっとItaloは社長業だけかと勝手に思っていたのですが、自ら加工や改造をやってる技術者さんでした。

倉庫にも案内してくれましたが、おびただしい数のストックパーツ。それが綺麗に分別されていて。




ちょうど、Andreaがパーツ発送準備をしていました。
もちろん、関連資料やラリー、レーシング用のnewパーツの開発も



フルヴィア・スペシャリストの名に恥じないショップです。

以前、フルヴィア50周年イベントでトリノで会った時には、Italoはもっと英語が流ちょうな気がしたのですが、やはり、メインはイタリア語。英語とイタリア語を混ぜて、十分コミュニケーション取れるのは、お互いフルヴィスタだから(笑)。


立ち寄ってくれたからと、Rosso Corsa ItaliaのパーカーとTシャツを頂いて、記念撮影

先日ショーで展示していたフルヴィア・エンジンの特徴が良く分かるディスプレイ

Valeriaにはcafeもごちそうになって、楽しい時間はアッという間に過ぎ。。。。

チンクエ・テッレまでの道中で寄り道すべきところを聞いたら、3人寄ってたかって調べてくれて、「セストリ・レバンテが綺麗だよ。シーフードは安くてメチャクチャ旨いし」と。

もっと、長居をしたかったのですが、先もあることなので、教えられたセストリ。レバンテを目指して南下しました。

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