Scandinavian tour Day14

イナリ:晴、カラショーク:晴/曇/シャワー

今日はノルウェーに戻ってカラショークに1泊。全てが高いノルウェーで遊ぶのは大変なので出来るだけフィンランドで遊んで行くことにしました。ゆっくりとホテルをチェックアウト。例のハスキー犬の目をしたお兄ちゃんが、「お金払った?」と聞いてきたので「まだ」と答えると、「じゃ、38ユーロね」(ここは1泊38ユーロの格安ホテル) 正直に「二泊したよ」と答えると「じゃ76ユーロ」。すばらしくいい加減。ホント北欧は治安が良いのでしょう。

イナリから100kmほど南下すると砂金博物館なるものがあって、砂金取りの体験が出来るらしいとの情報を得て行ってみました。「へぇ〜、こんな場所』かなり怪しい雰囲気がムンムン(まるで、何処かの秘宝館のようだ)。駐車場にあるカフェでチケットを購入して敷地内へ。 まずは博物館。金採取の歴史や各地の様子が紹介されており、日本の佐渡島や北海道(北見・浜頓別)の様子も。Eと日本語で会話しながら(当然)見学していると、突然背後から金髪の美女が「どこから来ましたか』と(これ、日本語)。 あまり突然のことで何がなんやら。取りあえず英語で「日本語が上手ですね」と答えるのが精一杯(日本語で聞かれたのだから日本語で答えれば良いようなもの)。聞けば、4ヶ月間だけ交換留学生で北海道の高校へ通っていたとのこと。フィンランドに帰国後も日本に再度行ってみたいとの思いから大学で日本語を勉強していたらしい。とても4ヶ月日本に暮らしたとは思えないほど綺麗な発音に正確な文章。いつかはALTになって日本に暫く滞在したいと、目をキラキラさせて話してくれました。

次はGold Panning。これは西部劇で出てくるような金属の皿を使って砂金を取るというもの。「ホントに取れるの?」という心配をよそに、ガイドのお兄ちゃんがこれまた完璧な英語で説明&実演。確かに金が皿の上に...(彼は英語の他にドイツ語とフランス語も話せるようでした。フィンランド語はヨーロッパでも1、2の難しい言語。それに比べれば他の言語は簡単なのでしょう)

今度は我々の番。長靴を履いて、冷たい水に手を突っ込んで砂金取り。金の魅力はスゴいもの。K&Eも気付けば1.5時間も必死に砂金取り。その甲斐あって?ちゃんと24Kをゲット。なかなか良い体験でした。

砂金に夢中になっていたら時間は既に4時過ぎ(時差の関係でノルウェーは午後3時)。慌ててカラショークに向かう。当然?途中の国境近辺のGSで給油しスーパーで買い出しも忘れてはなりません。で、今日の宿Hasky Lodgeへ。ココはカラショークの郊外にあってホステルです。でも、着いてみると.... 

スバラシイ! 林の中に幾つかのログキャビンが。これが今日の宿。名前の通りオーナーはノルウェーで有名なハスキー犬トレーナー。冬には犬ぞりでツアーしたり、レースに出たり。ホステルは趣味の延長? ホステルなので通常は寝袋持参、タオル持参。でも、シーツカバーとタオルはレンタルも出来ます。広い敷地にはプライベート・トレールがあって、我々もちょっと散歩。ハスキー犬の子犬も一緒(笑)。

我々の部屋は8人は泊まれるかと言うほど広いログキャビンの1室。キッチン、リビング、ダイニング、個室が2部屋に屋根裏部屋と言う間取り。今日はノルウェー南部(スタバンゲル)からやって来た女性とシェア。いろんな雑談をしていたら夜がふけて行きました。めちゃくちゃ静かだし(犬の鳴き声と鶏の鳴き声以外は)、オーナーとその彼女もすばらしい人柄だし、値段はホテルの半額程度だし、バオ・トイレがシェアだと言うことを除けば通常のホテルより絶対お勧め。一度冬に泊まってみたい宿でした。

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