2009 vacation 5日目

ヴィンチからターロまでは120kmあまりなのですが、半分は一般道山越え。かなり時間が掛かることが予想されたので早めの支度。でも前日の暴飲暴食が祟って、多少グロッキーながら早起きをしました。出発間際、ホテルのマダムに美味しいカプチーノをサービスでご馳走になりました。なかなかアットホームで良い感じのホテルでした。

先を急ぐのですが、折角ヴィンチに来たのだから、ダ・ヴィンチの生家ぐらい見ていかないと...
ヴィンチ村中心部から30分ぐらいオリーブ畑の山道を歩けば着くと、とある本に書いてあったのですが、クルマでも15分ぐらい掛かる山道。歩いたらと思うとゾッとしました。トスカーナの山並みやオリーブ畑が見渡せる高台に生家はひっそりと建っていました。


もうちょっとのんびりしたいのは山々ですが、午前10時にターロでイベントの受付の予定なのです。一般道、高速道路、山道を乗り継いでターロへは11時前に。当然、みんな出発しちゃっています。予め教えられていた携帯番号に電話すると、村郊外のキノコ工場へ来るように指示を受けました。村のメイン会場を出発した一行は、この工場見学に立ち寄るとの事(らしい)。工場前のチェックポイントで暫く待つと、聞き覚えのあるエクゾーストノートが響いてきた。見ればアンドレアのフルヴィア1.6HF。なんだか分からないうちに、続々とクルマが集まって、無事イベントに合流。

アンドレアと彼の愛車クーペ1.6HFの前で

みんなと工場見学。勿論説明はイタリア語でよく分かりませんでしたが、乾燥ポルチーニやオイル漬けなど作っている工場で、工場見学後の試食が絶品でした。参加者たちはキロ単位で紙袋に詰めてもらってポルチーニを買っていきましたが、我々はそれでは持って帰ることも出来ないので、泣く泣く諦め。


工場見学の後は、ランチ会場への小ツーリング。先導は何故か黄色の回転灯を着けたフェラーリ512BB。75台あまりの一行は、一列になって出発。交差点やロータリーには主催者スタッフが赤旗をもって交通制限し、ノンストップでランチ会場へ(何でもアリデスカ?)。それにしても周りの一般車両も住民も好意的に見ていて、誰も文句言うどころか、手を振ってくれたり。場違いなNew 500で旧車に混じってツーリングはなかなか楽しかった。


ランチは全員揃って地元の名物料理。パルマハム、ポルチーニのパスタ、キノコのフリッツ、ブタ肉のソテー、ドルチェ....
勿論?ワインもガンガン開いて、空いて....
ちなみにイタリアでも呼気中アルコール濃度0.5mg/dlを越えると免停になったり、事故をした場合には5万ユーロの罰金とか。でも、みんな普通に飲んでいるし(笑)。


食事の後は、表彰式。主催者のチェロから何故か「ジャポネーゼ」と私の名前が....
一体何事?
日本からの参加に敬意を表して、わざわざ盾と記念品を用意していてくれたサプライズ。参加者全員から暖かい拍手を貰いました。


表彰式が済んで、全員への参加賞を配ろうとした瞬間、空から大粒の雨が。ポツポツと来たと思った次にはバケツをひっくり返したような土砂降り。参加者全員、蜘蛛の子を散らすようにそれぞれのクルマに戻り、散会となりました。


ターロから、またまたワインディングの山越えをし、リグーリア海側に出て北上し、本日の宿泊地ジェノバに着いたのは午後7時前。ホテルはこの旅一番。これまで貯めたポイントの還元なのですが、与えられた部屋は最上階のジュニア・スィート。ラッキー。

ジェノバ港の夜景を見ながら就寝。

Borgo Val di Taro

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