ウエスタン・ブロット

今日は一日かけてウエスタンブロットを実施。ウェスタン・ブロットはタンパク質を同定する方法です。その他にノザン・ブロットとサザン・ブロットって言う方法があります(それぞれ、RNAとDNAを同定する方法)。イースタン・ブロットは? (笑)

で、こいつはそんなに難しくないのですが、洗浄をしっかりしないとバックグランドが落ちない。微妙な界面活性剤の濃度にも影響するし...

手順は
1. タンパク質を変成させて負の電荷を付けてゲルで電気泳動し、分子量の大きさに応じて分離
2. 分離したタンパク質をメンブレンに転写(ゲルは壊れやすいけどメンブレンは丈夫)
3. メンブレン上のタンパク質を特異抗体で標識(抗原抗体反応)
4. 標識を何らかの方法で検出(化学発光とか、とか...)
5. 通常はX線フィルムに焼き付けておしまい
なのですが、なかなか目的のタンパク質だけ上手く捉えられません。原因はいろいろなので、条件を変えて至適なものを探るしか無いです。

今回は、抗体の希釈バッファーを変えてみたら少し改善されました。でも、なぜ?って聞かれると良くわからない...

う〜ん、なんでだろう。結果良ければ全て良しとは簡単に行きません。だから面白いのだけれども...
意外に簡単なことほど、また経験的にやっていることほど、その理由を問われると良くわからなかったりします。巷でも、いまさら聞けないQ&A本(バイオの)が売れているみたいだし。実際私も持っている(笑)。

まぁ、実際簡単なことほど、この年になると聞きにくいわけで...

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