インスリン分泌実験

なんとか思惑通りの結果が出て来たので、まとめてボスに報告。これでやっと一段落。これでエジプトに行ける(笑)。

しかし、問題点も...
ELISAでインスリンを測定するのですが、希釈に違う種類のバッファーを用いると結果が異なる。その差2割程度。ただ、トリックがあって、希釈倍率が大きくなればその差が広がるみたい。ってことはPPチューブへの吸着か?
BSAの量を変えて測ってみないとわからないなぁ。

単離した膵島の形状によっても分泌量が相当変わる。これもちょっと気になる点ですねぇ。コラーゲナーゼ消化具合を少し弱めにすると、メチャクチャ綺麗な膵島が取れるのですが、これが曲者。綺麗だからと言って分泌が正常とは限らないのです。

以前、大分の恩師が、「大きな膵島は分泌が悪い」と仰っていましたが、これは経験あり。in vitro試験系では膵島の内部までバッファーが到達できるか否かが重要な問題(循環系が無いから)。ってことは、綺麗な膵島って何か膜のようなものに包まれているのかなぁ...

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