今日も実験ネタ

このblogって何人ぐらいが見ているのだろう。まぁ、日記みたいなものだから別に良いのですが、アクセス解析でもつけてみるかな(笑)。

DNAを同定するのにアガロースゲル電気泳動をします。アガロースって寒天です。そう、長方形の寒天ゼリー(もっと固いけど)の一辺にDNAサンプルを乗せて電気を流すと、DNAはマイナスチャージなのでプラス極へ向かって移動して行きます。このとき、寒天の編み目に引っかかりながら移動するので、bp(DNAの長さ)に応じて移動速度が異なることを利用しています。

なので、アガロースゲルの代わりにポリアクリルアミドゲルでも分離同定できます(こちらの方が分離能が良く、ゲルの透明度が高いので検出しやすい)。

で、検出はエチジウムブロマイド(EtBr)をDNAにくっ付けて、これにUV光を当てれば蛍光が出て可視化できると言うわけ。このときゲル全体にも多少EtBrが入り込むので、コントラストがいまいちになって見にくい事があります(アガロースの濃度が上がるほどそうなります)。このとき、ゲルをラップに包んで冷蔵庫でしばらく寝かせると、あ〜ら不思議。コントラストが良くなるではありませんか。

そんなこと当たり前?

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